ゆうじICU・ER
目次 第1章 そもそも人工呼吸器は必要なのか? :呼吸器が必要=肺が悪いではありません。 第2章 初期設定をしてみよう! :初期設定を行うときのポイントについて。 第3章 強制換気とは? :強制換気は機械の換気だから自発がない!は間違い!! 第4章 A/CとSIMVの違い :この違いがあるからこそ、SIMVは使いません! 第5章 初期設定を評価しよう :呼吸器の評価ポイントはどこでしょうか? 第6章 酸
最近、血ガスの話題を取り上げていますけど、 やっぱり、苦手意識が多そうですね。 まず、 血ガスって検査からわかる事をまとめてみましょう。 それは、 1)呼吸状態 2)酸塩基平衡ですね 1)に関しては、 PaO2>60、PaCO2<50 ってのが1つの指標になります。 呼吸の状態を大きく分けると ・酸素化の問題:PaO2>60 ・換気の問題:PaCO2<50 です。 でも、実際には、 ・呼吸仕事量の問題ってのがありますので、 これは、血ガスではわかりません。 患者さんの
っていうのを募集して、呼吸器セミナーを2時間半ぐらいしてました。 資料を作る関係上、事前に申し込み(自分にDM)してもらう形で、 資料は、事前配布。 当日は、Zoomの予定がZoomをうまく使う事が出来ずに、 結局ツイキャスとYoutube Liveで解説してました。 呼吸管理のAssessment、モード(A/CとSIMV)、設定(VCVとPCV)、 それに 観察ポイントとアラーム対応について。 質問とかあれば、随時チャットに書き込んでもらい、 自分が拾い上げる。
久しぶりの投稿ですね。 今日の話は、従量式換気(VCV)と従圧式換気(PCV)の違いについてです。 従量式換気(VCV)は、一回換気量の設定をすることができます。 そのた、呼吸回数さえしっかり設定すれば、 換気量が足りないって事はないでしょう。 では、メリットとデメリットはなんでしょうか? メリット ・換気量がしっかりしている ・グラフィックから状態の変化が分かる デメリット ・気道内圧のコントロールができないため、圧外傷のリスクがある。 ・不同調を起こしやすい 簡単に
今日も、呼吸器の話をすすめていますが、 昨日までの話は、 呼吸器の動作×換気方式でモードは決まっている。 動作に関わるのが、A/C、SIMV、CPAP 換気に関わるのが、呼吸サイクルの3パターンで、 ・ Volume Cycle(ボリュームサイクル)のVCV ・ Time Cycle(タイムサイクル)のPCV ・ Flow Cycle(フローサイクル)のPSV です。 それらによって、上記のようなモードの名前が各社使っているのですが、 今回の話は、そんなモードの中でも、
前回の内容は、 呼吸管理をする『目的』 1)酸素化の改善 2)換気の改善 3)呼吸仕事量の改善 4)気道の確保 この4つのうち、何を目的にしているのかをチェックしよう! って内容と、 実際に呼吸器を使う時のモードの考え方。 モードは『動作』と『換気』の組み合わせだよって話でした。 動作は A/C:アシストコントロールモード SIMV:同期式間欠的強制換気 CPAP:持続気道内陽圧 があるって内容です。 A/CアシストコントロールモードとSIMVを比べると、 急性期領域
人工呼吸管理について、色々Youtube動画を上げていますが、 ちょっとは、そのまとめみたいなものを作ろうかと、、、。 まず、大原則ですが、 人工呼吸管理の目的としては、以下の4つがあげられます。 1)酸素化(O2)の改善 2)換気(CO2)の改善 3)呼吸仕事量(WOB)の改善 4)気道の確保 です。 そして、その判断に使うのが、プライマリーサーベイですね。 よくいう、ABCDアプローチってやつです。 (プライマリーサーベイについては、後日) で、これが大事にな