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【ラジオ原稿】ボランティアではなく、ビジネスで社会問題の解決に挑む理由

おはようございます。社会起業家の林勇士です。

僕は、大分県中津市を拠点に「大分ピクルス」という規格外野菜を積極的に活用したピクルスのプロジェクトを中心に、有効活用されていないモノに付加価値をつけて商品化するアップサイクル事業を色々と行っています。

この大分ピクルスのオンラインストアのリンクを概要欄に貼っておきますので、ぜひ一度ご覧ください。規格外野菜を積極的に使いつつも、季節の旬な野菜を使ったり、普通ピクルスには使わない素材をピクルスにしたり、見るだけでも面白いと思うので、ぜひ一度ご覧ください。

▼大分ピクルスのオンラインストア
https://zerowastepla.thebase.in/

それでは本題ですが、本日は、「ボランティアではなくビジネスで社会課題に挑む理由」というテーマについてお話させて頂きます。

社会問題の解決と聞くと、ゴミ拾いをしたり木を植えたりとボランティア活動を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ボランティアではなく、ビジネスで社会問題の解決に取り組むのが、今僕がやっているソーシャルビジネスです。

そもそもソーシャルビジネスって普通のビジネスとどう違うの?という問いにお答えすると、通常のビジネスの最終目的は「利益の最大化」なのに対し、ソーシャルビジネスは利益を出しつつ、最終目的は「社会問題の解決」なんです。さらに言うと、サステナブルな方法で社会問題を解決しながら収益をあげることがソーシャルビジネスです。

この定義を見ると、社会問題を解決するのであれば、ボランティアでも、ソーシャルビジネスでもどちらでも良いのでは?と思うかもしれませんが、僕はボランティアではなく、ソーシャルビジネスでの社会問題の解決が必要だと考えています。

もちろん社会問題の種類によってはボランティアではないと取り組めない分野もあるので、あくまでもソーシャルビジネスで取り組める分野はと言う前提条件がつきます。

老子の格言で「植えている人がいたら、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える方がいい」と言う言葉があります。魚は1日で食べてしまうが、魚の釣り方を教えたら、一生食べていけると言う意味です。

この格言のように、ボランティアで一方的に与えるのではなく、ビジネスとして儲かるから続けると言う仕組みが必要だと考えています。

僕もゴミ拾いのボランティアをしながら考えているのですが、この地域のゴミ拾いは僕は楽しくてやってるけど、僕がやめたら誰かがするかな?と感じることがあります。

しかし、このゴミ拾いも時給1000円出すから誰か代わりにやって!と依頼すれば、誰かがやってくれる可能性があります。

この地域をきれいにしたいからと言う気持ちがなくても、儲かるからやると言う人が出てくる可能性があるんです。

これは賛否両論あるかもしれませんが、僕は必要なことだと思っています。

極端に言うと、「社会にいい事をしたいから」ではなく、「単純に儲かるから」社会問題の解決にビジネスで取り組むと言う人材が増える仕組みをソーシャルビジネスで作ることも必要だと思います。

実際に僕がこの3年間ソーシャルビジネスに取り組んでいますが、やはり収益化が難しい分野がソーシャルビジネスには多く、いかにサステナブルに収益が出る仕組みを作るか?と日々試行錯誤をしています。

先ほどの老子の例でもっと言うと、植えた人に魚の釣り方を教えても、釣竿がないからまた物乞いをするんじゃない?と言ってる記事もありました。

確かにその通りだと思うことも多くあって、ビジネスで社会課題を解決すべきだと思って、事業プランを考えても、資金がないと実行に写せません。これは釣竿がないのと同じだと思っています。

僕自身、めちゃめちゃ収益が出ている訳ではないので、今も補助金やビジコンを活用しながら、ソーシャルビジネスの分野での更なるブレイクスルーを狙っている状態です。

この補助金やビジコンを活用すべきと言うのも最初は知りませんでした。創業支援をしている専門家に教えてもらい、やっと活用し始めました。

最後は少し話が外れましたが、今回お話したような理由で、僕はボランティアではなく、ビジネスで社会課題の解決に今後も挑戦し続けて行きます。

最後までご視聴頂き、ありがとうございました。

本日は、「ボランティアではなくビジネスで社会課題に挑む理由」というテーマでお話させて頂きました。

アイディアよりも実行力。ということで、
本日もコツコツ頑張りましょう!

それでは、本日も良い1日をお過ごしください!

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