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自分の志

はじめまして、藤間裕史(ふじまゆうじ)です。
現在、慶應義塾大学3年で、1年に渡るサンフランシスコ留学を終え、「コンピューターが成す、より良い次の時代を紡ぐ」べく、全力で活動しています。

「自分の人生って何か。」

昔からこの事を自分に問い続け、その答えをよりクリアにしてきました。
今回はその答えとなる「志」の変遷を記そうと思います。
まだまだ発展途上ですが、少しでもこういう考えをしている人なんだなと知ってもらえると嬉しいです。

また、これをきっかけに
・志を持ち、努力されている方
・まだ明確に定まらずとも何かを成し遂げたいと思っている方
 など
多くの方々と繋がれたらと思います。

なお、以下に書かれている志の変遷とは、自分の志が点々とした歴史ではなく、1つの志をよりクリアにしようとしてきた歴史です。
幼少期から振り返っている理由は、過去の考えが今の志に大きく影響しているからです。


志の始まり

時は中学生に遡ります。

当時の自分は映画や伝記を読むのが好きでした。そして、そこで描かれる主人公の「自分の人生を独自のアプローチで、大きく生きる姿」に憧れました。それがきっかけか、自分の人生について考えることが多くなりました。

最初に掲げた志はこれです。

”ユニークにどでかく”

とても抽象的ですが、自分も映画や伝記の人物のように大きく自分の人生を生きたいと思いました。

それから多くのことに手を出し、自分の好きなものを探しました。
そんな中ある漫画に出会いました。2人の少年が国民を代表する宇宙飛行士になるまで成長する漫画「宇宙兄弟」です。物語の中の、幼いながらも夢を描き、努力し実現させるその主人公の姿に感動しました。

宇宙飛行士の弟を追いかけ始める主人公・南波六太


もともと未知で溢れる宇宙に興味もあったことから宇宙飛行士を志します。とても安直な理由でしたが自分なりの夢でした。

志の探求

転換点が訪れました。

高校3年生の頃、進路を決める時です。当時の自分はまだ宇宙飛行士を目指していたため、理系に進んでいました。しかし、何か納得しきれないものがありました。

自分は宇宙飛行士に本当になりたいのか。

悩みに悩んだ末、最終的に自分の宇宙への情熱は、宇宙へ行き研究をするのでなく、宇宙という「未知の世界を見てみたい」というものだと気づきました。

では何になりたいのか。

その時の自分はあるもう一つの存在に惹かれていました。独自のアプローチでゼロから大きなインパクトを生み出す存在「起業家」です。それはまさに自分の中学の頃の志を体現した人々でした。そして目指すべきはこれだと考え、商学、経営学を学ぼうと考えました。

若くしてAppleを創業 世界にインパクトを与えた伝説的な2人

その時掲げた志がこれです。

”世界にインパクトを与える起業家になる”

そこで高校三年生の春、文転を決意し、かつての日本の偉大な実業家・渋沢栄一先生の創設した一橋大学、日本に会計を持ち込み、近年ベンチャー企業を多く生み出している福沢諭吉先生の慶應義塾大学を志望しました。
そして、最終的に慶應義塾大学商学部に入学しました。

志の成長

志を掲げ、大学では様々な活動をしました。
事業立ち上げの経験にと、経済系サークルで幹部を務めるまでコミットしたり、近年の重要な手段と考え、プログラミングを1年間勉強したりしていました。

しかしその時、なぜか生きた心地がしませんでした。

そんな気持ちで気が乗らない日々を送っていたそんな時、偶然ある人の公演を見ました。最初は何か得られればと思い、聞いていたのですが、気づいたら食い入るようにその人の話を聞いていました。
デジタル革命に尽力されているソフトバンクの孫正義社長の公演です。

3月16日 孫さんの公演を聴き、衝撃が走った

孫さんの公演を聞いている時、年齢は自分の方が若く可能性があるにも関わらず、孫さんの方が可能性がある様に感じました。

この差は何かと、一晩中考えました。

すると、孫さんには実現したい世界が明確で、その実現に向けワクワクして活動されていましたが、自分はそうでないことに気づきました。
つまり、情熱が向けられる対象が見つかってなかったのです。そこで自分の過去を振り返り自分が情熱的になった瞬間を考えてみました。

その結果、以下の2つの情熱に突き動かされていた事に気づきました。

①未知の事を開拓する事への情熱(宇宙飛行士を志した時)
②ゼロからインパクトを与える事への情熱(起業家を志した時)


この2軸を基に新たな志を掲げました。

”未来を作る技術で世界をより良くする事業家になる”

ここには、未来を作る技術(①の要素)、世界をより良くする(②の要素)が入っています。そして細かい点ですが、起業家から事業家に変わっているのは起業家は事を起こす人であるに対し、事業家は事を成す人だからです(詳しくは孫さんのTweet)。
これを軸にして、自分が情熱を向けられる対象をよりクリアにしていこうと考えました。
そこで、この志の実現、情熱の対象をクリアにするために何をすべきか考えました。

そこで思い浮かんだのが、テクノロジー・起業家精神の最前線「シリコンバレー」への留学です。

一度は聞いたことのある数々の世界的企業がこの地で生まれた。

この地はまさに自分と同じような志を掲げた人が情熱をもって活動しているであろう場所でした。そこに身を投じ、アクティブに活動する事で、これからの未来自分の情熱の対象を見つけるきっかけを得ようと考えました。

そして孫さんの公演を見た4ヶ月後、アメリカへ渡りました。

スタートアップ系ミートアップに参加
起業家との交流を通して、そこに根付くマインドセットを学習
テック系イベントに参加
技術学習し、それが成す未来を想像
現地大学で集めた多国籍な有志の仲間で事業立ち上げ
現地起業家と壁打ち 投資家からピッチのフィードバックを受け、改善

そこで過ごした1年間、無我夢中で活動しました。

この一年は自分の人生でとても濃く、志の面でもより大きな進歩がありました。自分の無茶な決断を全力でサポートしてくれた両親を始めとする皆様には本当に頭が上がりません。

今の志

留学中、多くのことに挑戦する中、第一目的であった情熱の対象の模索も絶えず行っていました。

これなら情熱を持ってできるかと考えては、自分なりに足を突っ込み、ピンと来なければ次へ、をひたすら繰り返していました。そんな中、これだと思えるものに出会いました。

「コンピューターの歴史」です。

抽象的過ぎとも思われるかも知れませんが、これだと感じました。

IBMメインフレーム 当時は大きな団体しか所有できなかった

もともと尊敬する孫さんやスティーブジョブズが成してきた事を事細かに調べていたのでコンピューティングがどのように進化し、人々の生活に影響を与えてきたかは何となく知っていて、多少の興味はありました。

そんな時、ある場所を訪れ、それに対する自分の情熱が決定的なものになりました。
シリコンバレーのど真ん中にある「Computer History Museum(コンピューター歴史博物館)」です。

コンピュータの歴史の中心地、シリコンバレーの中心に位置する

そこには、算盤からメインフレーム、PCを経てスマートフォン、インターネットに至るまでの歴史が全て詰まっていました。自分はそこで、「人類に多大な影響を与えたコンピューターの歴史」とは、数多くの人々がより良い世界を願い、独自のアプローチで進化させた「紡がれた歴史」である事を強く感じました。そして無性にその次を紡いでいきたいと考えました。そして、そこで掲げた志がこれです。

”コンピューターが成す、より良い次の時代の創造に貢献する”

これを掲げた時、自分の志が初めてクリアになり、情熱を向けられるものに変わった事を強く感じました。

ではコンピューターの次の時代は何だろうと考え始めました。そして、いろいろ模索していく中、これではないかと思えるものを見つけました。

それがロボティクスです。

ソフトバンクロボティクス ペッパー

ロボティクスはこれまで「特化型」かつ「toB市場」に閉じていました。しかし、近年のAI革命などソフトウェア面での大幅な進歩をはじめ様々な理由から、これからはより複雑な環境に適応できる「汎用型」かつ「toC市場」に進出してくると思います(ここに関してはより詳しく別のNoteを書こうと思います)。

このシフトが起これば、かつてメインフレーム時代、「特化型(計算)」「toB市場」に閉じていたコンピューターが、その縮小化の動きによるパソコン・スマホ、それに加えインターネットの登場で「汎用型」「toC市場」に進出し、我々の生活の多大なインパクトを与えたような事が、ロボティクスにも起きると思います。

映画「i ROBOT」ロボットと人間が共存する世界

最後に

これまで自分の志の変遷を振り返ってきました。時々ぶれたり、見失いかけたこともありましたが、何とかそれをクリアにしていけたのではないのかなと思います。

生まれてから21年、幼い頃からずっと考え続けた問いに今は自信を持って答えられると思います。

自分の志は「コンピューターが成す、より良い次の時代の創造に貢献する」事です。

この志を掲げ、これからの自分の人生を真っ直ぐに生きていこうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。これをきっかけに、同じでも異なっていても、志を掲げ、努力している人と繋がれれば嬉しいです。気軽に連絡してください!

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