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【分析⑩】出場人数で記録に違いはあるのか【堤雄司データ集】

こんにちは。
以前投稿したデータ集の中から自分の気になっている部分、気になった部分を分析してみました。
結論だけ知りたい方は目次からさいごにを選択していただければと思います。
元のデータ集はこちらから↓

今回はサクッと終わります。ネタも切れてきた

はじめに

前回の分析⑨では試技順による違いを調べてみましたが、今回は全体の人数の多さによって違いは出るのか?という話です。

何度か分析シリーズの中でお話していますが、フィールド競技はヨーイドンではなく、順番に試技を行います。
その中で投擲競技は一人一投につき1分という持ち時間があります。
(1分まるまる使う人はあまりいませんが)
投げた後の計測の時間も含めると、出場者が10人で全員が一投するのにおおよそ10~15分程度時間がかかります。

つまり出場人数が多ければ多いほど一投ずつのインターバルが長く、少なければ間を置かずどんどん投げていくことになります。
(4投目以降は8人以下で固定だけど)

そのため今回は一投投げてから次の一投を投げるまでの時間で記録に影響が出るのか?ということを調べてみよう、という話です。

分析⑩:出場人数ごとの平均記録

というわけで、出場人数ごとの平均記録をグラフにしてみました。
記録については価値を平等にするためmではなく、その試合開始までの自己記録(PB)に対する割合を%で算出しています。
(PB60mで55m00→91.66…%)
また試合数のところに記録なし(NM)の試合が1試合含まれていますが、平均記録には加算していません。

データを見てみると、出場人数が10人以下の場合が93.89%(26試合)、11人以上20人以下の場合が95.35%(52試合・NM含む)、21人以上30人以下の場合が99.94%(8試合)、31人以上の場合が97.68%(9試合)でした。
10人以下のグループと21~30人および31人以上のグループとの間に有意差あり、11~20人のグループと21~30人のグループとの間に有意差ありと出ました。
(試合数に差がありすぎて正しいかどうかはわかりません)

試合数に大きく差がありますが、それでも出場人数21~30人の試合では平均100%に近い数値が出たことに驚きました。
そのくらいの人数であれば悪くても自己記録に近い数字が出せるということですもんね。
10人以下のグループの平均記録が一番低かったことからも、間を置かずにポンポン投げるよりも多少間を開けて投げた方が良いということでしょうか。
練習はそんなに間を開けずに投げてるのに…。

さいごに

今回の分析の結果、出場選手数が21人以上の大人数の方が記録が良いということがわかりました。
ということは人数が少なめでも一投ごとに意識的に気持ちを静めたりした方がいいんですかね…?

あと、グループ分けをもう少し細かくやってもよかったかもしれません。
5人おきとか。
でも21人以上のグループがもっと少なくなるし、何とも言えないですね。


以上で今回の分析を終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またね。

不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。