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堤雄司という選手の15年分のデータを集めてみた

こんにちは。

この後の僕の長話が必要ない方は目次からデータを選択していただければジャンプしてくれると思います。
せっかくだし読むよ、というヒマな優しい方はそのまま読み進めていただけるとありがたいです。

はじめに

突然ですが、僕はデータを見るのが好きです。
サッカー選手や野球選手のスタッツを調べたり、成績の推移やゲームなどで表示される能力値を見るのが好きです。
ゲームをするのが趣味なのですが、キャラクターを育成する系のゲームをめちゃくちゃやります。
ウイイレのML(オフライン)で監督プレイ(選手を獲得・育成・スタメン、ベンチの入れ替えだけしてプレイはしない)をして満足し、ポケモンもランクマッチで戦うための構築を考え、育てて満足します(一応ランクマッチもやりますが2、3戦で疲れてやめます)。
最近はパワプロ2022の栄冠ナインで転生・村上宗隆選手の天才型を育てています。

兎角様々なゲームにおいて、育てて強くなったキャラクターのデータを見て「よしよし」と頷いています。
子供のころは母親から「データオタクだね!」と言われ、現在は妻から「練習でコツコツと自分を育成して、家ではコツコツとキャラを育成してるね」と言われます。
大学院も修了したのですが、修士論文は投てき選手を対象にコントロールテストを実施し、そのデータを分析したものでした。

長々と書きましたが、そんな僕が2022年3月にとあることを考えつきます。

「俺の選手としての特徴(スタッツ)ってどんなだろう?」

調べたくなった

前述したように僕は選手のスタッツやデータ、ゲームにおける能力値を見るのが好きです。
ただ、陸上競技選手、特に投てきや跳躍といったフィールド種目って記録や順位はわかっても、その選手がどういったタイプの選手なのかという部分に関してはなかなか数値ではわからないんですよね。

例えば100mであれば、
「A選手はスタートのリアクションタイムが過去10戦の平均が0.何秒で国内最速である」→スタートに秀でる
「B選手はストライドが何m何cmでオリンピックメダリスト達と同等である」→ストライド型だ
などがわかりますし、長距離種目であれば、
「C選手は5000mのラスト400mが平均何秒で日本で一番速い」→ラストスパートが強い
「D選手は平たんな5kmと上り坂の5kmのタイム差が何秒しかない」→上りに強い
など、割とタイプ別するのが容易かと思います。(個人の感想)

ですが投擲選手においてはそういった選手としての特徴がわかりにくいと思っています。
一応投擲種目でもできないことはないです。
例えば僕の専門種目である円盤投においては、
「回り始めてからリリースするまでの時間は何秒なのか」→スピード型か否か
「回ってきて左足を接地した瞬間(パワーポジション)の体幹の捻りは何度なのか」→捻り強調型か否か
など、調べられないこともないです。
ですがそういうのは日本陸連の研究チームさんが日本選手権などでデータとって発表してくれていますしよほど専門的な知識がないとなんのこっちゃわからん

僕が知りたいのは、
「この選手は1投目に強い」
「この選手は後半必ずと言っていいほど記録伸ばしてくるよ」
「この人雨の試合強いんだよな」
といった、ライトな層にもわかるスタッツなんですよ。
これを見ながら試合を観るとより楽しい!みたいなものなんですよ。

しかし問題なのが、陸上競技選手は野球やサッカー等と違い、年間何十試合とこなすわけではありません。
データは多ければ多いほど正確性を増していくもので、その逆も然り。
5試合のうち1試合該当したからといって本当に確率20%と言えるのか?という話です。
そこで円盤投を始めて20年(2022年3月当時)、シニア(2kg)の試合に出場し始めて10年以上経った今の堤雄司であれば、試合数も増えてより正確なデータがわかるのでは?

そう考えた僕はデータの収集を始めました。
直後にシーズンが始まり、収集がめんどくさくなったせいでこんなに時間がかかりました。

データ

ということでシニアの試合に本格的に出場し始めた2008年から2022年までの15シーズン分の出場試合(105試合)のデータをまとめました。

2008-2013
2014-2016
2017-2020
2021-2022

公式のリザルトが残っているものは詳細な部分まで、残っていないものでも憶えている試合は記憶を頼りに。
記録会など出場したけどリザルトも記憶もない試合が丸々抜けていたり、ところどころ空白の試技もあります。

オレンジの色がついている試技がその試合における最高記録の試技です。
記録の左下にある%はその試合前までのPB(自己記録)との比較した数字です。
記録の右下にある数字はその試技が終了した時点での暫定順位です。

%表記を入れたのは、その試合までのPBと比較することでその瞬間どれだけ実力を発揮できたかを平等にみることができるからです。
例:PBが50mの時の52mとPBが60mの時の58mではどちらが良い記録か。
  前者はPB比104.00%、後者はPB比96.67%なので前者のほうが良い記録といえます。

とにかくデータは集めました。
次はこれをもとに自分なりに気になった部分をピックアップして分析していきたいと思います。
論文に使われるようなキッチリしたものではありませんのでだいぶガバガバだと思いますが、その辺はご容赦ください。

またね。

不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。