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【分析⑨】試技順によって違いはあるのか【堤雄司データ集】

こんにちは。
以前投稿したデータ集の中から自分の気になっている部分、気になった部分を分析してみました。
結論だけ知りたい方は目次からさいごにを選択していただければと思います。
元のデータ集はこちらから↓

はじめに

いつぞやかの分析でフィールド種目はヨーイドンではないという話をしました。
投げるための順番があり、順番があるということは早めの順番で投げることもあれば遅い順番に投げることもあるということです。

試技順1番に投げるのは試合への入り方という面では難しく感じる人はいるでしょうし、20人を超えるような大人数の試合で最後に投げることも試合開始から多少間が空くという点で難しさを感じる人はいるかもしれません。
僕は真ん中からやや後半、15人の試合であれば10番目くらいのタイミングが試合の流れも感じながら遅くなりすぎずに投げられるので割と好きです。

今回はそういった試技順による違いがあるのかを分析してみました。

分析⑨:試技順による平均記録

まずは全体の出場選手のなかで試技順が前半と後半で記録がどう違うかを出してみました。
前半・後半で分けているため試技順10番だけど前半、試技順6番だけど後半ということもあります
記録については価値を均等にするためにmではなくその試合前の自己記録(PB)からみた割合を%で表しています。
ちなみに1試合記録なし(NM)の試合がありますが、試合数にはカウントしていますが平均記録への加算はしていません。

データを見ると前半の試技順の時が97.50%(27試合)、後半の試技順の時が94.59%(56試合・記録なし含む)となっています。
有意差もありました。

やや後半が好きと言いながらも記録が高いのは前半のほうでしたね。
要因はよくわかっていませんが、試合が開始してから間を置かない方が投げやすいということがあるのかもしれませんね。

分析⑨-1:試技順による平均記録(その2)

分析⑨では試技順を前半と後半の2つに分けて比較しましたが、次は前半、中盤、後半の3つに分けて比較してみました。

データを見ると試技順の前半が97.93%(19試合)、中盤が97.02%(20試合)、後半が93.82%(44試合・記録なし含む)となっています。
前半と後半、中盤と後半との間に有意差が見られ、前半と中盤との間に有意差は見られませんでした。

分析⑨と同様に試技順が前半の方であるほど記録が良い結果となりました。
やはり後半になると記録が明らかに下がっているのは何か理由があるのでしょうね。
おそらくは先ほども述べた通り試合開始から多少間が空いてしまうのが原因でしょうか。
あとは前半や中盤と比べ、後半の試合数が多いことで記録にバラつきがでた可能性も…いや、関係ないか

分析⑨-2:試技順による平均記録(詳細)

最後に前半後半関係なく試技順ごとの平均記録を棒グラフにしてまとめてみました。
全体の人数とは関係なく、純粋に試技順ごとに振り分けています。

最も平均記録が高かったのは18番目(102.76%)、次点で19番目(99.34%)、3番目(98.98%)と続きました。

しかし最も記録の高かった18番目は1試合のみ、試合数の多い試技順でも10試合程度。
1~15番目あたりまでの試技順でだいたい平均4、5試合程度しかありません。
平均を比較して検証するには試合数が少なすぎるため、参考程度に考えてもらえればと思います。

さいごに

分析した結果、前半から真ん中くらいまでの試技順になると記録が良いということでした。
ほかの人たちはどうなんでしょうかね?

ただ、試技順1番は試合開始直後でバタバタしており、試合への入り方、1投目で良い記録を残すことが本当に難しいので試技順1番だけは除く、と付け加えておきます。


以上で今回の分析は終わりになります。
分析もいよいよ終盤になってきました。
またね。

不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。