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【分析⑫】シチュエーションごとのパフォーマンスの違い【堤雄司データ集】

こんにちは。
以前投稿したデータ集の中から自分の気になっている部分、気になった部分を分析してみました。
結論だけ知りたい方は目次からさいごにを選択していただければと思います。
元のデータ集はこちらから↓

今回で分析シリーズは最終回になります。

はじめに

僕は自分自身で、いつも試合の1投目でトップに立ち、そのまま逃げ切る先行型の試合展開をすることが多いと思っています。
逆に前半に先行されてしまった場合、逆転で勝つということはあまり記憶にありません。

なので今回は記録ではなく、ある条件下での順位変動に焦点を当て、自分自身がどういったパフォーマンスをできるのかを調べてみました。
今回はグラフがないので少しわかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

分析⑫:シチュエーションごとのパフォーマンス

1投目終了時に暫定1位だった場合の優勝確率

1投目が終了した時点で暫定1位だった試合は48試合あり、そのうち優勝できた試合は45試合。
確率は93.75%となりました。

僕自身1投目を重視していることもあり、1投目でトップに立ってそのまま勝つ流れが多いと言えますね。

3投目終了時に暫定1位だった場合の優勝確率

3投目が終了した時点で暫定1位だった試合は62試合あり、そのうち優勝できた試合は59試合。
確率は95.16%となりました。

1投目終了時…と同じく優勝できなかった試合が3試合しかないため、1投目でトップに立てなくても3投目までにトップに立てればほぼ確実に優勝できるということですね。
わかりやすい先行逃げ切り型

1投目終了時に暫定2位以下だった場合の優勝確率

1投目が終了した時点で暫定2位以下だった試合は42試合あり、そのうち優勝できた試合は15試合。
(ファールした場合を含む)
確率は35.71%となりました。

1投目の結果如何で優勝確率が半分以下に変わってしまうのは凄いですね。
まだ多少巻き返せる可能性はあるだけマシ、というところですかね…?

1投目終了時に暫定2位以下の状況から順位を上げた割合

1投目が終了した時点で暫定2位以下であり、そこから最終的に順位を上げた(例:1投目6位→最終3位)割合を見てみましょう。
(ファールした場合を含む)

1投目が終了した時点で暫定2位以下だった試合は42試合あり、そこから最終的に順位を上げることができた試合は24試合。
割合は57.14%となりました。

1投目を失敗したとしても順位を上げるだけなら2試合に1試合以上の割合でできるということですね。
これが高いのか低いのか、それはわかりませんけど…。

3投目終了時に暫定2位以下だった場合の優勝確率

3投目が終了した時点で暫定2位以下だった試合は28試合あり、そのうち優勝できた試合は3試合。
確率は10.71%となりました。

1投目終了時に~の項目と比較してかなり確率が下がっています。
3投目までで流れをつかめなければほぼほぼ勝てないということですかね。
逆に言えば最初の3投があまりうまくいかない、ということもないということでしょうか。
この辺りの確率・割合に関しては他の選手との比較も必要になるかもしれませんが、これだけでもある程度選手としての特徴もわかるのではないかと思います。

3投目終了時に暫定2位以下の状況から順位を上げた割合

3投目が終了した時点で暫定2位以下であり、そこから最終的に順位を上げた(例:3投目5位→最終4位)割合を見てみましょう。

3投目が終了した時点で暫定2位以下だった試合は28試合あり、そこから最終的に順位を上げることができた試合は5試合。
割合は17.86%となりました。

こちらも1投目終了時~の項目と比較してだいぶ確率が下がっています。
これはやはり試合の後半で巻き返す展開をすることはそうそうないと言えるのでしょうかね。

1投目にファールした場合に優勝する確率

1投目にファールをしてしまった試合は10試合あり、そのうち優勝できた試合は6試合。
確率は60.00%となりました。

試合数が少ないため単純な比較はできませんが、1投目で2位以下だった場合と比べると高い確率で優勝しているようです。
とはいえ日本選手権などの重要な大会で1投目ファールをした記憶もあまりありませんので、単純に試合レベルの問題もあるのかもしれません。

2投目以降に順位を下げた場合の優勝確率

この項目は2投目以降に逆転されて順位を下げた状況で、その後再逆転して優勝できたか、というものです。
(例①:1投目終了時2位→4投目終了時3位→最終1位)
(例②:1投目終了時1位→5投目終了時2位→最終1位)

2投目以降に順位を下げたという状況になった試合は21試合あり、そのうち優勝した試合は3試合。
確率は14.29%でした。

逆転されて自ら再逆転するというのは試合としては盛り上がると思いますが、この確率は低いのでしょうか。
高くはないと思いますが、これも他の選手と比較してみないとわかりませんね。

2投目以降に順位を下げたのち再び順位を上げた割合

この項目は2投目以降に逆転されて順位を下げた状況で、その後記録を伸ばして再び順位を上げることができたか、というものです。(優勝も含む)
(例①:1投目終了時3位→4投目終了時4位→最終2位)
(例②:1投目終了時1位→5投目終了時3位→最終2位)

2投目以降に順位を下げたという状況になった試合は21試合あり、そのうち再び順位を上げることができた試合は5試合。
確率は23.81%でした。

優勝する確率よりは高くなりましたね。
5試合に1試合の割合というのが高いのかどうかに関してはやはり他の選手との比較が必要になりますね。
全員やって

さいごに

今回の分析で、1投目にトップに立てばおおむねそのまま優勝するが、後半の巻き返しはあまりできていないということがわかりました。

しかし、このデータだけでは数値が高いのか低いのかわかりにくいため、他の選手との比較をする必要があると考えられます。


分析シリーズは今回で終わりです。
だいぶニッチな、需要があるかもわからんものを読んでいただきありがとうございました。
冬期トレーニング中に全て載せきりたいと思っていたのでよかったです。

もともとnoteを始めたのもこの分析シリーズを載せるためだったので、ある意味目的は達成してしまいました。
今後はもっと投稿頻度も減るかもしれませんし、中身のない投稿も増えると思いますが、これからも気が向いたときにでも読んでいただければと思います。

またね。

不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。