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写真エッセイ〜2023年5月〜

朝から何度も書いては消し、ようやくこれでいいかなと思えた文章も納得できない。吾輩は猫である。これくらい印象に残る文章が書けるようになるまで、どれくらい掛かるのだろう。写真エッセイを書き始めてこれが5本目になるわけだけど、未だに感覚が掴めず苦労している。普段のnoteはあっという間に書き終えてしまうのに、今日は行き帰りの通勤電車で全く言葉が出てこなかった。THE FIRST TAKEで歌う稲葉さんを聴けば変わるかもしれないと期待していたけど、新曲だったからボクの期待を超えてくることはなく、どちらかといえば聴かなきゃ良かったという状態だ。声も音楽もめちゃくちゃ素敵だからまだ聴いてないなら聴いて欲しい。ただ、ボクがnoteを書く栄養剤にならなかっただけです。「さまよえる蒼い弾丸」を歌ってくれてたら、今頃興奮しながらキーボードを叩いてたと思うんです。世の中そんなに甘くねえ! それでは今月撮った写真を振り返りましょう。

今月撮った写真

特に好きだとか、印象に残っているというわけでなく、Light roomを見ていると「そういえば撮ったなあ」と思う写真がたくさんあります。それらの中には「どうして撮ったんだろう?」と思う写真も含まれていたので、記憶にない撮影時の感情を妄想しながらお届けします。

色が少ない世界。新緑の季節だから、周りを見ればたくさんの色が散りばめられている。それなのにボクはどうしてほとんど色のない風景に惹かれるのだろう。華やかな場所が苦手で、それはなぜと聞かれても、「疲れるから」という曖昧な答えしか出てこない。一緒にいる友人が心の底から友人と思えるなら違ったんだろうけど、そんなことを言葉に出して言う勇気はない。それなのに文字にしてしまうことができてしまうのだから不思議だ。言えなかったことがたくさんある。ボクの文章は後悔から生み出されていると錯覚してしまうこともあった。もし、後悔のない人生を歩んでいたら、ボクは文章と縁のない生活を送っていたかもしれないし、文章を書かない人は後悔のない日々を送っているのかもしれない。
「君はどうだ?」。ボクは家の外で1人佇み続けるブロックにそう尋ねてみたが返事は未だない。もうどこにあったのかも忘れてしまったのだから、2度と返事を聞くことはない。すでに撤去されて粉々になっていなければいいなと思う。
LEICA。Twitterのキャプションにそう書いて、写真を投稿したらどんな反応があるだろう。匿名のアカウントを作ってそんな実験をしようと思ったこともあるけど、今月は心に余裕がなかったからあまりバカなことはできなかった。花を見ると撮りたくなる。綺麗に咲いている花があれば、花びらが千切れてしまった花もある。同じ場所に咲いているのに、太陽の当たり方でその寿命に差が出るのだろうか。シン・雑草部を運営しているし、植物のことは好きだけど、その性質を知る気にはならない。専門家がいるから、必要に迫られれば検索すれば答えがすぐに得られる。会話の中ですぐに回答できたらカッコいいと思うけど、ボクがカッコよく植物について語っている姿が想像できないからヤル気が出ない。イメージできないことに取り組むことは昔から苦手だった。だからイメージできることに時間を割いてきたし、それが写真だったり、音楽だったりするわけである。今はそこに文章を書くことを追加したいと日々駄文を書いている。励ましのコメントや、応援メッセージを受け取ることはないが、読んでくれる人が皆シャイでテレパシーで応援してくれていると思っている。ちゃんと届いているから、たまにはコメント、メッセージ、メールなどで励ましてください。寂しいからじゃないよ。ただ、なんかこう、あるじゃん。たった一言、「いつも読んでます。」と言ってもらえるだけで、救われるっていうのかな。それだけ伝えたかったんだ。

匿名でも言葉に励まされたこと

ライブ終わりに書いたnote2本。BUMP OF CHICKENは中学生の頃から聴いていて、ようやくライブに行けました。余韻を未だに引きずっていて、先日公開されたbethereという公式のアプリも即ダウンロードして、今もそれをBGMにしてこれを書いています。LIVE音源が常に配信されていて、アプリを起動させている人の人数が画面に表示され、コメントが流れているのでつい時間を忘れて入り浸ってしまいます。このコメントの面白い点が、一度表示されて流れてしまったら2度と見れないこと。やさしい人ばかりで、おはよう、行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、おかえりなど、匿名でただ言葉だけが表示される空間がとても心地よいんです。「誰が言った」というラベルが無くなると、言葉だけを素直に受け止められるんです。SNSの影響力とか関係なくて、元気がない人がいたら、みんなで励ましてあげる。当たり前のことなんだけど、匿名で誰が言ったか分からない言葉なのに、ちゃんと励まされるんです。noteにもそんな機能があればいいなと思ったけど、儚く消えてしまうからこその効果なのかもしれません。

6月にできたらいいなと思っていること

先日、友人と2人で植物園に行きました。撮るときはお互いほとんど干渉することなく自由行動だったんだけど、帰りにカフェでお茶しながらカメラの液晶にそれぞれ撮った写真を見せ合いながら、写真やカメラの話をする時間が楽しかったんです。だから、6月もできたらいいなと思っています。黒木渚のライブも控えているので、レポートも書きます。あとは写真展の準備ですね。泥沼にはまりこんでて、抜け出せるのか不安でたまりませんが、自分ならできると信じて、気負いすぎることなく適度なプレッシャーを与えながら考えます。頭がパンクしそうになったらTwitterに吐き出します。今月はどんな想いを吐き出していたのか少しだけ記録しておきます。

情報量が多い写真がTLに流れてくると、細かく見たくなるときと、弾き飛ばすときがありますよね。この写真がどちらに分類されるのか分からないし、適当に見るなど他の選択肢がたくさん存在します。予想できないから人生はおもしろい。写真のおもしろさも同じだと思います。プリン食べたい。おやすみ。

午後11:04 · 2023年5月19日

落ち着いて写真を見るときのBGMはピアノなんだけど、展示候補の写真に派手さがないので、寝る前にセレクトしていると良い感じに眠気を誘ってくれる。眠くなる写真展にするつもりはないけど、時間がゆっくり流れているような感覚になれる空間はありかもしれない。時間帯でBGM変えようかな。おやすみ。

午後11:31 · 2023年5月22日

明日の夜は写真展の打合せ。喫茶店でホットケーキを食べてから向かうのか、終わってから食べるのか、食べないのか。こんなこと考えられるくらいなので、まだ気持ちに余裕があるんだと思う

午前1:07 · 2023年5月27日

過去から未来へ。どの写真で物語を描こうか考えているけど、始め方も終わり方もまだ何も見えてこない。10年前に流行した写真がまた今注目されているよねと誰かと話したことがあるけど、そういうことを写真で表現したいわけではない。脳みそがかき混ぜられて分からなくなった時は寝ればいい。おやすみ。

午前1:11 · 2023年5月28日

それでは明日からも雑草のように元気に過ごしましょう!

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