見出し画像

好きな写真について #20

記録したいと思って撮った写真のほとんどは見返すことなく眠っている。気まぐれでデータを漁ってみると、好きだなと思った写真があったので紹介しようと思う。

この場所を通った日は、友人と一緒に散歩していた気もするし、1人で散歩していたような気もする。友人は今は関西に住んでいないから気軽に会うことはできない。写真の話を一緒に喫茶店でしたときのことはハッキリと覚えているけど、その前後の記憶がさっぱりなのだ。一緒に喫茶店には行くのだが、散歩を始めると最初のうちは話してるけど、徐々にテンションが上がってくると、それぞれの興味・対象に導かれるように各々で過ごす時間が増える。後日、「え!? こんな場所あったの?」という楽しみ方ができるところも、誰かと一緒に散歩する楽しみの一つだ。真夏の京都で一緒に散歩しませんか?
近所でしか撮りづらい時期に撮った写真。気になっている喫茶店だけど、最近は難波で写真を撮る機会が減ったので訪れることができずにいる。今はそういう時期だから無理していくことはないけど、当時は色々ストレスが溜まってたんだろうなと、写真を見て思った。今のボクだったら、この写真は撮らない。それなら嫌いなの?と思われそうだが、嫌いではない。窓ガラスの中に広がっている世界が好きなんです。
この写真を撮った日も暑かったと思う。有給を取って、朝から図書館に篭って本を読んでいて、3時のおやつを探し始めた時に撮った。どうしてこんなどうでも良いことを覚えているんだろう。自分の脳が何を優先して記憶を奥に保存しているのか、聞けるなら聴いてみたい。雑草なのか、植えられたのか分からないけど、緑の中に1本だけピンク色の花が咲いている様子が不思議だった。
好きな港の風景。1年に1回くらいしか行かない場所だけど、行くたびに発見がある街。実家の近所には漁港があったから、似たような場所は落ち着けるんだと思う。色のバランスや物の配置が良くて、この場所に辿り着けた自分のセンスに拍手を送っていたし、この風景を作りだしてくれた漁業関連の皆様の素晴らしいセンスに感謝の気持ちをお伝えいたします。ありがとうございました!
ね、何で落ちてるんでしょうね。ピンク、黄色、青、灰色。様々な種類のラインも混在してて、言って終えばメインの被写体はゴミなんだけど、この瞬間ボクは彼のことをゴミなんて思ってなくて、そこでボクが通るのを予想してずっと待っててくれてありがとうと思いながらシャッターを切りました。被写体は人であれ、モノであれ、撮らせていただくのだから、常に敬意を示すようにしたいですね。
毎年夏になると入道雲が撮りたくなります。お気に入りの展望台なので、街の風景は先週とほとんど変わらないんだけど、空が作りだす風景は行くたびに違った姿で迎えてくれます。特に、入道雲はその変化が大きくて、さっきまで小さかったのに、1時間後には成長して雲の中に誰か住んでいそうと想像を掻き立てられるくらいの世界が現れます。ボクはそれを黙々と撮っているだけなんだけど、ある程度撮るともう良いやという気持ちになって、自分の眼だけでその変化を楽しんでいます。そういう時に限って、急に面白い変化をして、撮り損なうこともあるんですけど。写真ってそういうものなんです。
かわいいね。


この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

55,011件

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!