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子どもが「できた!」というまで見守ることが大切だと思った朝のこと

こんにちは、平井です。

長男が新幹線の形をしたペットボトルを洗いたいと言ったので、棒の先端にスポンジが付いたものと泡のハンドソープを渡し、ボクは後ろで眺めている。パパは静かに後ろで見ててと言われたから。『もうピカピカやん』と、何度言っただろう。

夢中になると飽きるまで熱中するタイプのようだ。新品のスポンジだったが、部分的に千切れている。擦りすぎだ。1時間もひたすらペットボトルを擦り続けたから、スポンジも限界だったのだろう。冷水と温水を交互にかけてヒートショック試験をしているような姿をみると、遺伝子レベルで妻の影響を受けているのだと思う。

今、一通り洗い終えたのか、すすぎの研究を始めた。ペットボトル一杯に水を入れ、排水口に逆さにして突き刺し、中の水がボコボコしている様子を誇らしげにボクに見せつけてくる。子どもの集中力は本当に凄い。少し前のボクだったら『もうお終い!』と言っていたが、今は好きなように飽きるまで見守るようにしている。これが正解かは分からないが、途中で中断させるとお互いスッキリしないので、トコトン付き合うことに決めた。

『いくよー!』と言いながら、水を流す姿なんてあと2年したらたぶん見れないから、今を大切に向き合う。こうしている内にもスポンジがどんどん千切れていき、先端のスポンジもなくなった。『良い音!』ペットボトルと、スポンジがなくなり露出したプラスチックの棒が接触する音を楽しんでいる。ボクが途中でお終いと言ってやめさせていたら経験できなかったことだ。

最後のすすぎを終えて、「できた!」と言い誇らしげに去っていく彼の背中が少し大きく見えた。

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