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好きな写真について #2

こんばんは、平井です。

プロフェッショナル仕事の流儀でYOSHIKIの生き様を見たことにより、感動的なクリスマスイブを迎えられている雑草部長です。まだ見ていない人がいたらぜひ時間をつくって見てみてください。ハンカチ、ティッシュ、タオルなどを用意しておくと役に立つかもしれません。YOSHIKIの音楽は聴くだけで泣いてしまうので、例え知っているエピソードであったとしても、ボクには堪えられませんでした。もう本当に音楽が好きなんだなというのが伝わってきます。だから聴く人を感動させられる。本気で生み出した作品に込められた想い。大切な人たちを失った悲しみを背負い生きる姿は儚く、それでも好きな音楽でその気持ちを表現する姿は本当に美しい。大学で先輩からYOSHIKIの音楽の素晴らしさを教えてもらい、ピアノ、ドラムの演奏を昼休みや練習後に隣で聴かせてもらった時間は今でもハッキリと覚えている。先輩に出会ってなかったら、YOSHIKIはGLAYを見つけてくれた恩人としか思えなかっただろう。出会いはとても不思議なもので、誰かにとって足りないものを補う機会を与えてくれる可能性を秘めているように思う。雑草部で、今日まで一緒に過ごしている人がいることにも、何か意味があるのかもしれない。全雑草部員の雑草コラムをすべて読み終えたとき、ボクはどう感じるのだろうか。クリスマスが終わったとき、ゆっくり自分の気持ちに向き合おうと思う。

それでは今日も「好きな写真」について考えたい。まずはこの写真を見て欲しい。

浅草で撮った写真である。朝日が綺麗にお店のショーウィンドウに差し込んでいた。綺麗だなと思ったから撮った。もう少し近づくか、離れて撮った方が良かったような気もするけど、深く考えることなくただ撮っただけの写真だ。右側のハイライトも見せたいものを邪魔する存在でしかない。手前の雑草も影になっていて、緑の美しさが際立っているわけではない。だけど、この写真がボクは結構好きだ。ただ綺麗だなと思ったときのボクの感情がそのまま閉じ込められているように感じたからだ。誰かに見せるために撮ったわけではない。もし、ボクが今日このnoteを書かなかったら、この写真の背景を誰も知ることなく、存在しているけど存在していない写真として失われる運命だっただろう。撮った写真をすべて届けることは可能ではあるけれど、現実的ではない。ソールライターが撮った写真も未発表のものがたくさん眠っているように。人に見せられる写真と、人に見せるほどの写真ではないと眠らせてしまう写真。ボクは後者に「好きな写真」の本質が隠れているのではないかと考える。

人に見せるほどの写真ではない。この考えは、SNSにより容易に自分の写真を発信することが可能になり、いいねを獲得したいという欲求が出たときに押し込まれた感情のように思う。「好きな写真だけどこれじゃあ伸びない」。もしかしたらそう考えた経験がある人もいるかもしれない。ボクはある。複数のアカウントを作ったのも、自分が好きな写真だけを載せたいと思ったことがキッカケだ。そういう意味では、もうボクの中で「好きな写真」とは言語化はできていないけど、感覚的には分かっているのだろう。

好きだ。めちゃくちゃ好きだ。この場所に出会うまで4時間くらい彷徨い続けた。もし一本前の道で信号を渡っていたら撮れなかった写真だ。これに気づき、最高の状態で写真に撮れるのがボクのスゴイところである。誰も褒めてくれないから自分で褒めてテンションを上げる。寂しいけれど。10年後も同じように撮り続けられていたら、状況は変わっているかもしれない。「この写真とても素敵です💓」。そう言ってもらえる日が来ても、来なくてもどちらでも良い。あまり雑音が多いと気が散るので、今と変わらず自分で自分を褒めながら、散歩して過ごす日々もボクらしくて好きだ。

明日は1日中曇り予報。先週は山下達郎のクリスマス・イブを気付けば脳内再生していた。学生時代はこの時期よく演奏していたから、今でも12月になると勝手に登場してくれる。KICK THE CAN CREWがときどき現れては、ボクのしんみりしたムードを壊す。写真を見ながら、好きなクリスマスソングをかけると、写真が歌の世界とリンクするような感覚になる。言葉と写真の関係性を知るには、これ以上ない方法だと思う。何も感じなかったら、写真のセンスがないか、言葉のセンスがないか、音楽のセンスがないか、単に疲れているかのいずれかだろう。今日はクリスマス・イブ。手っ取り早くそれらのセンスを磨く方法を案内したい。ボクがこれから何を書くか、予想できる人もたくさんいると思う。それを裏切らずに書きたい。

プロフェッショナル仕事の流儀 YOSHIKIスペシャル

見られる方は是非!それでは素敵なクリスマスをお過ごしください🌿🎅

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!