見出し画像

風速○○メートル(単位換算の話)

天気予報などで
「風速○○メートル」
という表現がある。

これを日常的によく使う
「時速○○キロメートル」
になおしてみよう。

■ 風速とは

風速は
「風として空気が移動する速さ」
のことである(Wikipedia参照)。

風速の単位は「m/s(メートル毎秒)」

つまり、風速は
「1秒間に空気が何メートル移動したか」
を表している。

■ 具体的に計算してみる(算数)

2020年台風10号の9月6日15時現在の
中心付近の最大風速は45m/sである(日本気象協会参照)。

FireShot Capture 145 - 台風10号(2020年) - 日本気象協会 tenki.jp - tenki.jp

m/s(メートル毎秒)をkm/h(キロメートル毎時)にする。

まずは秒速を時速で表してみる。

1時間は60分、1分は60秒なので
「1秒間に45メートルの速さ」で進む空気は
1分間に60倍の距離を進むことができる。

45×60=2,700

「1分間に2,700メートルの速さ」で進む空気は
1時間に60倍の距離を進むことができる。

2,700×60=162,000

時速162,000メートルとなる。

次に「1km=1,000m」なので

162,000m=162km

である。

したがって、中心付近の最大風速
45m/sは162km/hと表せる。

「無風状態で時速162キロメートルの車の上に立たされているときの風」
の前では立てる気がしない…。

■ もう少し計算してみる(数学)

風速 x m/s のときはどうだろうか。

上と同様にして

x×60×60÷1000=3.6x

したがって、m/sをkm/hにするには3.6をかければよい。


#算数 #数学 #単位換算 #時速 #秒速 #風速 #台風 #数学解説

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?