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2012年の日記/台湾紀行

【台北紀行】
 台湾のことは、きちんとまとめてzineの記事にするつもりなのだけど、忘れちゃわないためにも、こまごま、書き留めておこう。
今回の台湾行きは、妹やまはき玲が「home home home」っていう手塚さんの映画にかかわっていて(手塚さんっていうのは、わたしが昔銀杏BOYZの人たちと知り合ったときに「栃木出身のスタッフさんがいるー」といって仲良くなった映像作家さんで、同郷のよしみでけっこうずっと心配とかしてくれてて今に至る、という)、その映画にはTHE 抱きしめるズと透明雑誌ていうバンドも出ていて、透明雑誌は台湾のバンドなので、じゃあ玲ちゃん達も台湾でライブやるか、ってなって、あ、それってお姉ちゃんもついてっていいの? いいよー、じゃあ、行くわ、みたいな、すごいフワフワした流れで決まりました。

 なにか作品を持っていくでもなく、パフォーマンスするでもないのにツアーについていくのって、すごい居心地悪いんじゃないかなー、どうしよっかなーという迷いもあったのだけど、せっかくだし、こういう機会でもないと、今わたしが陥りつつあるループからいったん抜けるのって無理だな、とも思ったので、家の人には申し訳ないけど1人で行くことにしたのです。なんとかzineの編集がまにあったので、仮印刷したやつだけ持って。
 ふたを開けてみれば、みんな超あったかいし、なんもしてない「お姉ちゃん」のわたしにもわけへだてなく接してくれたし、なんだかんだガンガン1人で街歩きできたのもすごい楽しかったし、満喫できて、我愛台北!なのであった。
とはいえ、次いくなら、作品をもっと持って行きたいし、上映とかもやりたいし(だれか字幕つくってくれないかなー!!)、パフォーマンスもしたいなあやっぱり、と思ったので、とりあえずバンド組むしかないな(SET YOU FREE枠で行く気??!!)。


 北京語もっとがんばろう、と思った。
おばちゃん「今日はいい天気だね」
わたし「そうだね」
おばちゃん「どこからきたの?」
わたし「日本」
おばちゃん「日本のどこ?」
わたし「東京」
おばちゃん「いつ帰るの?」
わたし「今日」
ていう程度のやりとりで、おばちゃんが
「北京語ジョウズ~! イエーイ!」
とかってほめてくれるんだよ……。英語圏でこんなことないでしょ? 楽しかったよ。
台湾の若い子たち、みんなちょっとシャイだけどいい子ばかりだった。

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*追記*2018/8/7

”ヨーロッパ企画ではなくなる私”=何者でもない私、という思いが強すぎて苦しんでいた当時の私。台北では単なる1旅行者として行動できるのがよかったのでしょう。大学時代に学習した北京語が通じるのも楽しかった。2016年には台南、台中にも行って、そして初の海外一人旅in台北も果たしました。

日記が好きなので書き続けているわけですが、読んで、面白がっていただけたら、それほど嬉しいことはありません。いつもありがとうございます。