2012 2月前半の日記

2/1
通し稽古。みえたところと迷いにはいったところと、いろいろ。
下北でお仕事のYくん(※1)と渋谷で待ち合わせて、久しぶりに2人で夕ご飯を外で食べる。餃子をばんばん注文。こんなに餃子を愛しているのに、宇都宮が餃子消費率で2位になったという噂をきき、悲しい気持ちになる。今年はもうちょっと宇都宮に帰りたいものだ。当然それは、餃子を消費するため。BGMはヒダリで 「餃子夫婦」。

2/13
あっというまに、東京公演が終わってしまいました。あっけなさに驚くばかり。
打ち上げの席では、音響御大・かさぎさんのタロット占いが炸裂していた模様。わたしは酔っぱらって機を逸しました。京都で占ってもらえたらいいな。そう、この座組、まだまだ続くのでした。次は京都芸術センターです。

2/14
公演終了後は廃人のようになる。今回も例に漏れず。
ようやっと夕方動き出して、母とトルコ料理を食べる。フムスに満足。フムスうまい。夜はグラタンを作り、部屋のなかを飾り付け。ダイソーの「トレーシング ペーパーおりがみ ストライプ柄」、今度見つけたらごっそり買おうと思うくらいの大活躍。文字を書いて、くるっと巻いてとめたやつを並べるだけで、パーティー感あふれるテーブルができてしまう、という、にくいやつ。

2/15
公演のときにいただいたものすごく可愛い大きな花束、 それぞれ色ごとや種類ごとにわけていろんな花瓶に挿して、家のあちこちに飾っていたのだけど、朝、Yくんがくるくるとブラインドを上げたので「なにごと?」と思ってみてみたら、陽当たりのいい窓辺にその花瓶たちを全員集合させて、日光浴させていたのだった。なんてシャルマンな光景!このひとのこういう部分がなくならない限りは、この暮らしは安泰だと『真昼なのに昏い部屋』(江國香織)を読んだばかりのわたしは信じたいよ本当に。こわいこわい!
タラキッチンでカレーを食べる。靴下を買い足す。

2/16
ひさしぶりの映像のお仕事(出る方)※2。駅前のマクドナルドで朝ご飯。わたしは朝のメニューが食べたいので10時25分に入店して注文する。Yくんは普通の メニューのほうが好きなので、10時30分すぎに注文する。それぞれ好きなものを食べて満足して出かける。わたしはお台場へ。
午後、雪の合間をぬって撮影。あまりの寒さに痛くなる。寒さが痛いことを思い出した。
夜は京都にむけての稽古。距離感つかめず。
淡 島千景さん逝去。おこがましい話ではありますが、すごーく昔に「映画で淡島千景さんを観ていたら、山脇さんを思い出しました」っていうメールをもらったことがあって、以来、勝手に思い入れをもって、憧れながら観ていた人でした。顔とかじゃなくて、なんとなく、お芝居の感じとか居住まいのことをその人は言ったんだと思うけど。にしてはわたしはフラフラしすぎているけれど。

2/17
寿司欲がとまらず、昼から海鮮丼。ひげのバッジ買う。
クレール・カスティヨン『だから、ひとりだけって言ったのに』を読む。面白いのだけど苦しくて、面白い。母と娘の短編集で、そのなかの一編『アノラックとファーブーツ』ではすんでのところで泣きそうだった。妹が読んでもきっとそうだと思う。
そして稽古。まだふわふわしてしまう。久々の人狼もふわふわのまま。
帰り道、中華屋に入れなかったので居酒屋へ。あんきも、まいたけの天ぷら、にら玉、焼うどん。店主におもわず「おいしいですね!」と言ってしまった。

2/18
通し稽古。
りっくんとチロちゃん(※3)が『(500)日のサマー』を観ていない、と知って驚く。ファニーな男子はみんな観てるものだと思っていたから。まわりにやたら多かっただけなのかな、観てる人。
もしこれから観る方がいるのなら、イーサン・ホークの『痛いほど君が好きなのに』と、『ラースと、その彼女』もあわせて観てほしいものです。ただ、そこで「これでいいんだ!」と思っちゃうとまた話は別です。という意味では、もしこれから仲良くなろうとしているヤングな男女がいたとしたら、上記の映画どれか一本でも一緒に観て、いろいろ話してみるのもいいと思います。男女の意見が違って当然なんだけど、そこで、ちゃんと話せる相手なのかどうか、というのは結構重要なポイントなんじゃないでしょうか。そこいくと、わたしは昔『ブラウン・バニー』大絶賛の男の子と出会い、そのひとは「で もあの映画ってさぁ……※」なんて言おうものなら、こちらの意見も聞かず「はあ?!」って泣いて怒りだすような人だったので、恋仲になってみたものの、 やっぱり長くは続きませんでした。
(※とはいえ、わたしは「バッファロー’66」をわざわざ宇都宮から2時間かけて渋谷まで観にいったくらいのギャロっ子高校生だったことを告白しておきます。グンゼの下着を恋人に送ったことは、まだないけれど。)

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*追記*2017/7/19

※1……しつこいようですがパートナー。この頃はカマトトぶってくん付けでした。
※2……めざましテレビのスポット映像。伊藤アナに落とした携帯電話を拾ってもらう役でした。
※3……安藤理樹くんと埜本幸良くんのこと。

この頃のモットーは「優雅な生活が最大の復讐」だったので、精一杯気取っています。映画の話とか、うるせーよって感じですよね……。あとこの頃は東中野の駅前にマクドナルドがあったんだなぁ……。

日記が好きなので書き続けているわけですが、読んで、面白がっていただけたら、それほど嬉しいことはありません。いつもありがとうございます。