【こたつ開き#5】真夏のバイク店【バイト編】
こんにちはこたつです。
右も左も分からないまま始めた、人生初のアルバイト。
夏休みの間だけで、週数回のアルバイトはすぐに終わりを迎えていく。
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前回の続き書いていきます。
元愛車との本当の別れ
不慣れだった仕事の準備や職場へ通勤が、少しずつ慣れ2週間くらい経った頃。
その日もバイトに店に向かい仕事を始め、いつものようにハタキを持ちホコリを落としはじめた時。
以前自分が綺麗に洗い上げ、展示していた『元愛車』の原付が買われて無くなっていたのに気付いた。
『あの原付売れちゃったんですか?』
「あー、あのバイクは高校生の子が買っていったよ」
『そうですか。』
突然の別れ。
少し悲しくもあったけど、自分で綺麗にした仕事の満足感と、新しく乗ってくれる人がいた事が嬉しかった。
夏のバイク屋
『夏はバイクに乗るのに最高だね。』
なんて、乗る側は簡単に思えるけど、実際にバイクに乗る人を相手に商売している店はかなり忙しかった。
修理、点検、車検のバイクで店内はあふれ、次から次へ来るお客で、一日中整備する音が途切れることはなかった。
整備側はもちろん、販売側もそれ以上に忙しかった。
接客して見積もり商談する客、契約しにきた客、納車でバイクを受け取りに来た客、買取の査定をお願いする客、電話対応etc
1人で2人を相手に商談したりなんてのは当たり前で、手が空いた整備の人も商談するくらい、目まぐるしくお客さんが来店していた。
忙しいながらも、笑顔で接客してる社員さんを眺めながら掃除してる僕は、
『やることいっぱいあって本当に忙しそうだけど、こうゆう仕事もいいなぁ』
なんて思いながらホコリを払ってた。
バイク屋でのバイトは自分にとって
『職場体験+雑用でおこづかい』
(試乗とかできなかったのは残念だったけど)
の感覚だった。けど貴重な体験ができたと思う。
店内の掃除と洗車を繰り返し、夏休みは過ぎ、人生初のアルバイトは終わった。
続く
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