能力主義という圧力と自意識過剰
何処からともなくやってくる不安感にボコボコにされるのをアルコールでガードしたいのに今日は効かない。焦って本を引っ張り出したら文字がツルツル滑るだけで物語など入ってきやしない。こんな夜の過ごし方にいつかケリをつけてやろうと意気込むのにはっきりと違う明日は来なくて、ぐにゃぐにゃとした意思だけがここにある。
己の持ち前の能力では太刀打ちできなくなってしまっていて、現在置かれている立場に求められている役割はどう考えたって荷が重い。それが今どうにもこうにも苦しくて毎日溺れそうで溺れない水面ギリギリを犬かきしながら生きている。なんで私は生きてわざわざあの場所にいるのだろう。なんにも楽しくないのに。働く側の多様性ってどうして透明にされてしまうのだろう。
生まれ変わろうという想いのもと一家心中しようとした家族のニュースを、そうだよねえ1回死んでみたいよねえなんて人ごとではないと思う夜。
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