ニューヨークの今

先週から一週間で生活がころっと変わってしまいました。

3月初めは観光客もちらほらいたニューヨーク。日本と韓国で流行っていた時期だったので、アジアの国に渡航していた人は、仕事、学校へは行かず潜伏期間とされる14日間はself-quarantine(自己隔離)をしてくださいとのことでした。しかし、”勧告”だったため、イミグレーションは特にチェックせず、会社もフォローしていなかったようで。私もインターン先に日本からまさにこの時期に帰ってきた直属の上司がいたので訴えましたが、”彼を家にとどませることは強制できない”という返答でした。正直、このような対応が現在の状況を招いたと思っております。アジア人差別が騒ぎ始められておりましたが、私はあまり感じませんでした。ただ、マスクしてる方が何かされるかもと思い、つけるのをやめておりました。なんだか電車で見られているような気配を咳がしづらいというのは感じておりました。中国人人口が多いので、こちらのアジア人は中国人として見なされることがあります。何度かひどいことを言われてこともありますが、気にしないのが一番。韓国人の友達と、このウイルスと人種差別の違いは何かという話をするようになりました。

 3/12頃から買い占めが始まりました。多くの会社が家での仕事に切り替えたからだと思います。トレーダジョーズ、ホールフーズなどの大手のスーパーでは入場制限がされました。

3/13朝スーパーに行きました。すぐにものは無くならないだろうと思いましたが一応。多くのスパニッシュ系の家族がたくさん住んでいる地域に住んでいるので、いつも大量に買い物をしている人を見ます。なので買いだめは見慣れておりましたが、スーパーを一周ぐるっと回るくらいにレジに並ぶ人たちが。パスタの棚はすっからかんでした。アジアフードは買う人が少ないのかまだありましたが、この状況を見ると不安が募り買ってしまうものです。ラーメンを5袋買いました。レストランの入場規制も始まりました。仕事が休みになった若者たちがバーに集まって遊んでいるのを見かけました。みんなで騒いで飲むのがアメリカ文化。まぁそうなるわな。って感じました。

3/15 レストラン、バー、学校がクローズ。私は学校が休み中だったので特に影響は受けておりませんが、大学に通っていた子は急に休みになったり、急にオンラインに宿題が出たりとすぐ変わるので戸惑っておりました。学校も戸惑っているのがわかる対応です。4/13から始まる予定の私が通っている学校はどうなることやら。インターン先も正社員以外はとりあえずお休みになり、急に時間がぽっかり空いてしまいました。

3/16〜20 外にはまだ人がちらほら。工事現場の人たちもまだ働いておりました。スパニッシュの人たちは気にしていないのか、ニュースを見ていないのか、普段と同じように外にいるイメージです。ランドリーに行きましたが、結構人がいました。人が集まることを禁止されているので異様でした。

3/24 久々にスーパーへ行きました。お米、アジアフードの棚はほぼ欲しいものがない!お米だけでも!と思い玄米を買いました。先週までやっていた近くのカフェやスターバックは閉まっており、外にはちらほら警察が、ホームレスのおっちゃんは倒れて寝ている。(普段ホームレスはあまりいません。)近くの薬局の窓が割られ、なんか治安悪くなってきたかも。って感じです。一番今怖いのが電車。先週1度だけ夜の7時ごろ電車に乗りましたが、変な人しかいない!怖いのでもう乗りたくない。4年間ニューヨークに住んでいてこんな思いをしたのは初めてです。ゴーストタウンというよりは治安の方が気になります。

はてさてこの先どうなることやら、学校、会社、政府の対応が気になるものです。

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