緩和ケア病棟

入院してから1週間

早ければ今週退院する予定だったけれど、母本人の希望で退院は先延ばしになった。
病院にいれば看護師さんには気を使わずいろいろ頼めるし、トイレも冷蔵庫も部屋の中にあるし、部屋は暖かいし、帰りたくない母の気持ちは分かる。
家には祖母がいるし気を使わないわけがないのも分かる。（仲が悪いわけではないけど）

しかも痛み止めの副作用で毎日吐いているらしい。。

薬の副作用ってなくせないのかな。
抗がん剤の副作用はまだ仕方ないとしても、痛み止めの副作用なんてもう追い討ちかけてるというか、痛み止めの意味？？？？って感じだよね。


そんなこんなで、積極的な治療ではなく、苦痛の緩和を目的とする「緩和ケア病棟」に移ることに。

無理して抗がん剤治療を続けても副作用で毎日苦しくて、家に帰っても寝込んでるようなら治療する意味はない、と
母の痛みを感じることはできないし、苦しんでる姿を見てたら、頑張って治療を続けようよ、なんて口が裂けてもいえない
少しでも長く生きてほしいけど、それは家族のエゴだ。無理して生き伸ばさないというのがずっと前から母本人が言っていたことだった。

ただ緩和ケアに入ったからといって＝最期ではなくて、もちろん回復して退院する人もいる（らしい）
介護に疲れた家族のために短期入院する、みたいなパターンもあるらしい。

ボランティアの演奏会的なものも行われているようで、フリースペースにギターが置いてあった。
看護師さんに聞いてみたら弾いてもいいとのことだったので今度昼間に来たときに借りようと思う。

何を弾こうかな