わたしがnoteを書く理由

わたしは考えている。

でもそれを口に出すことは少ない。

何も考えていないふりをしていた。

これまでの23年間は、そんな人生だった。

わたしにはストレングス・ファインダーで“内省”という資質がある。
考えることが好きなのはこの資質によるものだと思う。

その上に“調和性”という資質がある。
これは意見の衝突を嫌う資質だ。

これまでのわたしは、意見の衝突を恐れるがゆえに、自分の意見をしまいこんでいた。

思えばいつだって、相手に合わせることが多かった。

最近飲食店で働き始めて気付いたことがある。

飲み物を持ってくるタイミングを店員に訪ねられたときに、相手の顔も見ずに「わたしは先で」と言える人がいる。

わたしは絶対に相手に「どうする？」と訪ねてしまうタイプだ。

本来飲み物を飲むタイミングなんていつでもよくて、相手に合わせる必要なんてないはずなのに。

“意見の衝突”というと大袈裟かもしれないが、こういった些細なところに調和性の資質が現れているんだな、と思った。

さらに、内省には知的な討論を好むという性質もある。

意見の不一致があったとしても、知的な討論ができるのならわたしは満足するということだ。

しかしこの“知的な討論”ができる相手がなかなか存在しない。

そもそもわたしが意見を言うことが少ないので始まりようがないのも事実なのだけれど、わたしが気兼ねなく討論できるのは兄と母くらいだ。

友達も結局どこかで遠慮してしまう(もしくはされてしまう)ので討論にはならない。

結局自分の頭の中だけで考えて終わってしまうのだ。

「衝突が怖いから意見は出さない」

「人と討論できないから自分の中だけで考える」

調和性も内省も、全く活かせていないことに気付いてしまった。

変わりたいと思ってブログを始めた。

ブログに自分の考えをアウトプットしようと思った。

SEOを学んだ。

オピニオン記事は書けなくなった。

Twitterで呟こうとした。

140文字にまとめられなくて書いては消してを繰り返した。

結局のところ何が言いたいのかなんて分からなかった。
今だって構成も何も用意せず、思ったままに書き進めているだけだ。

noteなら書けるんじゃないかと思ったから。

わたしが考えていることを、まとまらない文章を、この思いを、

誰かに伝える為じゃなくて、自分の為にアウトプットしてもいいですか