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降誕800年の正当を迎えるにあたり

今日は日蓮聖人が生まれた日。そして800年という節目の年。
全国の日蓮宗の寺院では記念の式典や催しが行われていることでしょう。


大慶寺は800年を迎えるにあたり、多くの方々のご協力をいただき
本堂改修、客殿改修、境内整備等行わせていただき寺観を新たに致しました。改めましてご協力ありがとうございました。

僕と日蓮聖人
さて、僕は当たり前ですが日蓮聖人は会ったこともありません。
大慶寺の「久遠の松」をお手植えいただいたので親近感はあります。
そして、尊敬しておりますし、敬愛していますが、拝む対象ではないんですね。

そして、日蓮聖人が言ってることが100%正しいとも思っていない。

逆に、日蓮聖人が言ってることが100%正しいというのは、構造的には一神教の「日蓮教」であって多神教の「仏教」ではない。

日蓮宗は仏教の中の一派である。だからこそ日蓮聖人の言ってることを「基準」にして、今の時代に置き換えて「如是我聞」するのが、「日蓮教」ではなく、「日蓮宗」の僧侶のすることではないかと思うのです。


日蓮聖人が今日何を言うか?

さて、そう考えると、この誕生して800年の節目にあたり、今日蓮聖人が何というかを考えてみた。


おそらくね、、、、、、

「俺の誕生日を祝ってないで、苦しんでる人に手を差し伸べろ」

って言うんです。きっと(これ、僕の如是我聞)


誕生日と命日

僕は毎日、朝のお勤め(朝のお経)で過去帳を読み上げてるんです。過去帳とは「大慶寺で葬儀を勤めた方の記録簿」というとわかりやすいかな?

それを見ると、2月16日にの亡くなりになった方はたくさんいらっしゃるんですね。

一方で

SNSを開くと「今日は○○さんの誕生日です」というお知らせがある


「毎日が誰かの誕生日であり、毎日が誰かの命日である」

誕生の喜びを祝ってる人もあれば

死別の悲しみに苦しんでる人もいる


さて、この現実に、僕はどうしようか.

もちろん弟子をしては、日蓮聖人の誕生をお祝いし、感謝を捧げると言うことは大切なことだし祝うなとはもちろん言わない。


よく、「自分は死ぬ時は迷惑かけたくないから病院で1人でいたいけど、大切な人が亡くなるときには、近くにいて支えてあげたい」って思うじゃないですか。

めちゃよくわかりますよね。


祝いたい、感謝したい、という気持ちはあって当然。

けどね、やっぱ日蓮聖人だったら
「祝ってるだけじゃなくて、具体的に動け!」って言うなーって、僕は思うんです(如是我聞)

なので、今日は朝のお勤めの後、重ねて報恩のお経をあげた。

そして、具体的にアクションを起こしてみます。

(ここからが大事)

リヴオンがクラウドファンディングに挑戦中
僕は「グリーフケア」をリヴオン(代表:尾角光美/通称テルミン)さんの元で学びました。

グリーフとは死別や喪失から生まれてくるその人なりの自然な反応、感情、プロセスのこと

僕自身1年間で3人の大切な人を一気に亡くしました。


しかしながら、日々「死」に直面していることに加え、当時グリーフケアを学んでいる最中だったので、自分の感情が「グリーフ」であると気づくことが出来ました。


グリーフケアは「具体的に何かケアをする」だけではなく、グリーフについて学ぶことが、そのままグリーフケアになっています。



まだまだ藤枝市では「グリーフ」ということがあまり知られておらず、サポート体制も不十分だと思います。


僕自身お坊さんだからできることもありますが、お坊さんだけでは出来ないこともたくさんあります。



だからこそ現在は大慶寺にて、講師には静岡県でグリーフカウンセリングをしています浅原聡子さんをお招きし、「喪失とともに、今ここで生きる」と題したグリーフケアの学びと対話の連続講座を行っています。

そして、今回リヴオンが


「コロナ下で死別を経験したあなたへ』 喪失への向き合い方とセルフケアを手元に」 というクラウドファンディングに挑戦してます。

https://camp-fire.jp/projects/view/380065


このコロナ禍では、新型コロナでの死別にせよ、それ以外の死別にせよ、最期にお別れを十分にできなかったり、葬儀のような亡き人を想い、つどう機会も中止や縮小されているため、多くの人が「あいまいな喪失」を経験しています。


「曖昧な喪失」とは失ったことが不確かな状態から生まれる反応により、亡くなった実感がもてなかったり、喪失と向き合いにくい状態。



冊子やウェブサイトを通じて、新型コロナ、また他の死別により、新型コロナ下で大切な人を亡くされた方々に必要な情報を届けます。まず、今、困難の原因ともなる「あいまいな喪失」や「公認されない悲嘆」についてて理解し、それと共にあるための手がかりについて。そして、医療従事者や、僧侶といった、死別の臨床現場にいる人たち向けにも、どんな風に支えを届けていけるのかといったことや、セルフケアの方法についてお伝えしていきます。


(ここからがさらに大事)
クラウドファンディング支援の為のクラウドファンディング(ややこしい)

そこで、このプロジェクトを支援しようと思います。

リターンは『代表尾角による講演、研修開催の権利』300,000円!

つまり支援しながらも、テルミンを藤枝に呼ぼうと思うのです。

しかしながら、30万というのは結構な金額なので

この30万円の支援金を、藤枝界隈の皆さんで、アナログなクラウドファンディングできないかなと思っております。

【方法】
①フォームに支援申込み or 大慶寺にて申込み用紙記入
(リンクはコメント欄にはっときます)
https://forms.gle/1mqhuSFPyYZmssV8A

②振り込み等 or 直接持参


支援いただいた方には「テルミンの講座の参加の権利」をリターンします。

日程はコロナとテルミンとの相談の上ですが、来年になる可能性もあることだけご承知おきください

自分が参加しても、誰かに権利を譲渡しても大丈夫です!


もしくは「必要な第3者」にギフトすることも可能です!




是非是非ご支援お願いします!!!


そして昼は大学の授業、夜は「お坊さん夜ラジオ」.

今日は僕は東北大学の授業で「臨床宗教師」の学びを1日します。

https://note.com/yuiou/n/nad945221632b


そして夜は
「ヘルシーテンプル@オンライン」のお坊さん夜ラジオに出演!

https://www.daikeiji.jp/post/20210216



これが僕らしい降誕800年の過ごし方かなと思っています。

この記事が参加している募集

大慶寺公式LINE イベントや各種行事の案内 気軽な相談なども可能です https://lin.ee/vbqP4MN