見出し画像

僕らは環境に最適化する


僕たち人間は環境に最適化し、順応していく。

 

最初に言うが

コロナの話ではない



例年冬にはヒートテックを着用している。

それが何年も続くと、ヒートテックなしでは生きていけなくなるような体質になる。

 

が、しかしだ

 

 

僕が話したいのはこんな話でもない。

  

例年、ユニクロの黒のヒートテックと白のヒートテックを使い分けていた。それもそのはず、衣を着用した時に黒の下着は良くないからだ。

「衣の下の下着は白系」これは僕の中の鉄則なのだ。

 

そして、作務衣や普段着を着る時は黒のヒートテックを着る。

それもそのはず。なにかの拍子でチラ見してえしまった時に白だと「なんだか恥ずかしい」からだ。

 

なんとも、子どもっぽい先入観である。

 

ここの所、頻繁に衣を着たり、作務衣になったり着替えることが多くなった。そしてその都度ヒートテックを変えるのも面倒になってきたのだ。


そこで、今年は、例年のユニクロのヒーテックを卒業し、あらたな暖か系下着を探した。

・結構ガッツリなVネックであること
・リブがないこと(まくることがあるので)

そして
・黒でもない白でもない色
つまり衣の下に着ても違和感なく、且つ、ダサくない色
=シルバーグレー(白に近い)を探した。

  

 

探しまくった。

 

けど全部を満たす者がなかなか見つからない。

 

探しまくった。

 

  

あった。

 


HOTMAGIC(ホットマジック)【極】


 

暖かそうな名前だ。

https://www.gunze.jp/store/item/MH0809_4_4_1


しかし、不安が。

 

グンゼ

 

勝手な価値観だが

 

グンゼ=おじさんぽい

 

というアーラヤ(固定観念)が僕の中にはある。

 

けど

条件を満たしている下着はこれ1択だ!

 

「よしっ試しに買おう」とすると、

 

また悩む。

 

「M」「L」「LL」

のスリーサイズなのだ。

 

普段ユニクロのSがデフォルトの僕は

不意を突かれた選択肢の提示に、しばし固まってしまった。

 


とはいえ一番小さいサイズが「M」だから、

「ユニクロのSがグンゼのMなんだな」
(アメリカのSは日本で言うMみたいな感じ)

というこれまた勝手な解釈で

 

「M」を購入した。

 

 


楽しみでしかたがなかった。

 

これからヒートテックを着替えることなく

このHOTMAGIC(ホットマジック)【極】と共に

煩わしさを忘れた暮らしができる

 

という淡い期待を持っていた。

 

 

そして、待ちに待ったHOTMAGIC(ホットマジック)【極】が到着した。

 


開梱してまず目に入ったのがドンピシャなカラーリングだ!

「そうだよこの色だよ!」

 

そして手にとってみると【極】だけあってずっしりした生地で

とても厚く、暖かそうだ。

  

そしていざ試着。

 

 

ん?
 

 

 
ん?ん?

 

 

「M」はやはり「M」だったのだ

 

誰だグンゼのMがユニクロのSに違いないと言ったやつ(俺か!)

 

藤中生の「行けたら行く」は「来ない」ということだし

西中生の「行けたら行く」は「来る」という意味だ

 

先輩Kの「やっべーめっちゃ忙しい」は「暇だし」

後輩Aの「今充実してるんすよ」は「めっちゃ忙しい」

 

いろいろな受け取り方があるけど

 

グンゼの「M」はやはり「M」だ

 


ちょっと僕には大きいのだ。


そして

本日のタイトルに戻ろう

 

僕らは環境に最適化する

 

コロナウィルスによってリモートワークが標準化し

世の中の無駄が篩いにかけられる

外出は控えろと言われ

僕らはその中から楽しみを見いだす。

そして、ウィルスの抗体が徐々にできていき

我々は日常を取り戻す

 


という話ではなく

 


つまりは

この冬でめっちゃ太ったって話。


煩わしさを手放した代償は大きかった。

 

 

 

さて、今日からお彼岸が始まった。

僕にとっての大切な人の命日はこの時期だ。

 

2年前ちょうどこの時期に父の末期癌を宣告された。

 

実際亡くなったのは今年の2月だが

2年前の3月に僕は大切な人を失っている

いつまでも元気な父親だ。

 
父親はまだ生きているが、いつまでも元気な父親はもうそこにはなかった。

「いつまでも元気」というのは幻想に過ぎない。

 

あーやがて、近い将来大切な人を喪うんだという実感が沸く。

予期悲嘆というものが激しく僕を襲った。

  

しかし、それからと言うもの

大慶寺のことは引き継ぎ、
住職ではないけれども住職代理を2年間務めた。

 

今振り返ると、お寺の改修があったり、引っ越しがあったり
プレハブの事務所で仕事をしたり、正直この2年はあっという間に過ぎ去り

 

1日1日精いっぱいで、あまり覚えていない。
過活動だったのかもしれない。

 

けれども住職代理として、2年間勤め
少なからず、2年前の私よりは精神的には強くなった気がする。

 

過酷な環境だったからこそ、なんとか勤め上げれたのだと思う。


僕らは環境に最適化する


今、思えばのらりくらり過ごす2年より、よっぽどましだ。

祖母を亡くし、義父を亡くし、父を亡くした

悲しくないことはないし、寂しいけども

正式に住職になる前に、とても大切な経験をさせてもらったと感謝をしている。


こんな話がある

ウナギの稚魚を輸入するとき、ただ水槽に入れておくだけだと、大半の稚魚はくたびれて死んでしまう。
ところが、水槽にピラニアを1匹入れておくと、ウナギは食べられまいと緊張してアドレナリンを分泌する。

ほどよい緊張感が、苦難を突破する。

父を看取り、住職となった。

もう少し厳しい環境下に自分を置きたいと思う。

  

ということで

 

この度、大学に通うことになりました!
  

 
 
東北大学です

といっても東北大学の提供する
臨床宗教教養講座を受けることになりました。
(ほとんどオンラインです 笑)  
  
 

臨床宗教師というものを目指します
  
 
年明けから、なぜ受講したいのか

受講した後何をしていきたいのか

またテーマを受けての論文を書いたりしてまして
 
 
父が亡くなる前々日に願書を出し終わりました。

そして先日合格の通知が来ました。


https://www.e-mitori.com/interview/detail/30/


僕らは環境に最適化する



以上!

大慶寺公式LINE イベントや各種行事の案内 気軽な相談なども可能です https://lin.ee/vbqP4MN