月が明るい
夜なのに
雲の形がくっきり
流れていく様子まで見える
娘が あれはイヌだよ
とか あれはサカナだとか
想像を膨らましてる
子供の時の気持ちに
ほんのいっしゅん
ワープしてみたい
毎日が新しく学ぶことばかりで
興味津々
全身に血がどわぁと巡って
目が輝いてる
どんな感覚だったっけ
毎日一旦ゼロにしてるつもりの
この器
30年以上使って染み付いた汚れが
新しく入ってきた物も
不純物にしてしまう
それが悪いわけじゃないんだ
ただ、ちょっとだけ
限りなく純粋な子供の器を
のぞいてみたくもなるんだよ
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