書籍を出すことに②

----第2章----

そう、美容室を21歳で建てた私は、もちろんその場所で美容室を続ける気でした(なぜ若年で美容室を建てたのか、はこちら
それがなぜ今、ここにいるのか?
30代にして群馬から初上京したのか笑
元々、東京に遊びにくることすらほぼない私でした。友人に会いに来たことはありました、でもどこどこのお店に行きたいなー。なんてことは本当に無く、、。あまり興味がなかったのです。

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美容室を休もうと決意する1.2年前。
今日までに繋がる、きっかけのひとつがあったんです。
それは、ある時、多肉植物が可愛いなぁと思って購入し、美容室に置いていたところ、お客様が「私の知り合いが多肉植物生産者だから、連絡してみたら?」と。
そして私はすぐに連絡して、大きなハウスが何列もならんでいるところを見に行きました。
寄せ植え楽しそう!
購入していきます〜と沢山買って、
寄せ植えして友人にあげたり、フリマで売ったりと楽しんでいる時、ふと多肉植物とドライフラワーを組み合わせてアレンジを作ったら可愛いかもなぁと思いました。(多肉植物はプリプリ、生き生きしてる、ドライフラワーはカサカサしてる、融合してみたらどうかな?と)
今度はドライフラワーの沢山売っている店に行ってみました。
こうなってくると、ドライフラワーでどんなものが作れるかを調べまくる日々。
そして可愛いなーと思う画像を見つけては耳コピならぬ、目コピしてひたすら沢山作る日々。
やっぱり「学ぶは真似る」と言いますから、
まずは良いと感じるものを真似することから始めました。
また、インスタのアカウントを作ったり、名刺を作ったり、見よう見まねで様々なことを。
お花と向き合っている時間は、、、空間が静かで、黙々と作ることに集中できる。
お花が相手。ということ。
これが、日々、人と密に接していた私にとっての気分転換となったのでした。
そして、お花の様々な形状、カラー、細部を見れば見るほど可愛いし、こんな生かし方があるのか、合わせ方でこんなにも違く見える、、!
など興味が湧いて湧いてひたすら湧き出てきたのです。

特に私が思ったのは「似合わせ」についてでした。

これは美容師時代の感覚と共通して言えること。
そして何に対しても言えることなのですが、
単体でどれだけ素晴らしくても、合わせ方によってはその素晴らしさを殺してしまう。
生かすも殺すも、合わせ方次第。
髪型と骨格に相性があるように
花にも、花同士の合わせ方や飾る場所、
空間への相性がある、ということが
知れば知るほど楽しくなっていったのでした。
美容師の仕事の中でも特に、究極に楽しいと思っていた部分である「似合わせ」というものが、
お花でも同じく楽しく、尚且つ、自分の好きな時間に好きなタイミングで作ることが出来るドライフラワーの魅力にハマっていきました。(生花は時間に限りがあるので、幼児を育てながらの私にはドライフラワーが向いていた)
そんなこんなで、美容室が忙しいと騒いでいた私がさらなる忙しさを求めているかのように謎にお花にのめり込んでいきます。

そして美容室の定休日を使って、モデルハウスに直談判するため突撃したり(植物を装飾してコーディネートさせてください!!とか)

色々な挑戦をしました。
(今思うと結構変人!)

成功したものもあれば、とてつもなく失敗したものもあります。すっごくがんばったのに1ミリも売れないとか。。反響がないとか。それは、もちろん今でもありますが。

新しい挑戦をすると、結構ボコボコにやられるけど、最初の一歩って、現実を知らないからこそ希望に満ちてる(いい言い方すると)から好きです。

そして「飽き」とは程遠い、というところも好き。

飽きたら、もうそのことにはパワーが出せないのが人間だと思うので、飽きとはイコール習得、だとも思うし(わかってきちゃうと飽きるのがヒトの習性)
だからこそ、飽きない工夫も大切で。それをできる人はハイレベルだなぁ、と関心する。経験を積んで、先をよめる人は、飽きない工夫を日々の中でしてたりする賢い人も多い印象。

ちょっと話がそれましたが、

ドライフラワーから関連して、エディブルフラワーにも辿り着きました。(友人が教えてくれました)


そして、なんとも運命的なタイミングで、
トンチンカンなオファーが届き。。。
体調不良の真っ只中、
【花×酒】HANABARを開くことになるのです。


第3章へつづく


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