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あの時たりなかったモノはなんだったんだろう。

小5から母子家庭で育った私は、

ひとりで育ててくれる母親のために

「いい子でいよう」という気持ちもあって

いい子に見えるように振る舞ったりもしていたけど


反発心、反抗心もけっこう強かった。



母は、面倒見がとてもよい、世話を焼くのが好きな人だ。人情にも熱いし、人気者でもある。


その母が、美味しいご飯を作ってくるのは感謝しないといけないことだけど、

「この漬物美味しいよ」と言うと同時に、

「要らない」と言ってるのにそのまま勝手に私のご飯茶碗に載せてくるのには辟易していた。



気持ちいい風を部屋に入れたいから、

ずっと窓を開けていたくても

夜は家の中の方が明るいから、外から中が丸見えだからカーテンを閉めろと

何度も何度も言ってくる。



私は、生まれ持って人に物事を決められるのが苦手なタイプだと思う。

人の相談には良くのるけど、

自分の相談はしない。


生まれる前にこんなお母さんがいいな、と自分で決めて生まれてくるとしたら、

あえて逆のタイプのお母さんを選んだんだと思う。

真逆の母親をあえて自分にぶつけて、化学反応を起こして

自分の魂を成長させたかったんだと思う。



「若かったから。」

で、片付ければいいのかもしれないけど

私の母への反発はかなり酷かったと思う。



なぜあんなに反発してしまったのか。

なぜ、他人から勝手にいろいろ決められること、言われることが受け入れられないのか。



最近、ふと思い出して

母と自分の関係を振り返ってみたりしていた。 



反発できるなんて、結局、甘えが強いのだろうけど。



でもやっぱりいつも悶々としてたまらなかったのは

「自分はこうしたい。こうありたい。」

というのがあるくせに、一旦押さえ込んで我慢しようとしていたからなのではないかと気が付いた。

(一応、いい子でいた方がいいんじゃないかと思って。)

でも、抑えきれなくなって結局、反発する。


カーテンをずっと開けていたい理由も、

どれだけ入ってくる風が自分にとって大切か

私は人目なんて気にしていないこととか、その理由とか。


何で聞いてくれないの?と思っていたけど

もっと自分からも心を開いて

きちんと説明することができていたら

喧嘩しなくて済んだのかもしれない。



腹を割って話して分かり合えば良かったのかもしれない。



若すぎて本当にやりたいことがわかってなかったのもあるけど。



一旦押さえ込んで納得しようとするけど、爆発する。


それは私の思い癖(陥りがちな負のパターン)でもある。

(そういう女性多いかもしれない。)



そういう思い癖に引っ張られそうになる時は

やっぱり自分の本質、ワクワクに立ち戻ろう。

本当は何がしたいか。そして我慢せず言うだけ言ってみよう。



なんて、最近そんなことを考えていた。









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