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思考のクセを点検しよう。よくある思考のクセ10選。

こんにちは。マルオカユイです。

誰にでも思考のクセってありますよね。

少し注意されると、Aさんは、うわ。怒られた。嫌われた。私が悪い。私の出来が悪い。と思い落ち込んでしまいます。

一方でBさんは、はいはいまた言ってるわこいつ。早く話終わらんかなー。と、落ち込む様子はありません。

これは何の違いかと言うと、思考回路の違いなんです。

ちなみにAさんは過去の私です(笑)

程度の強さや、持っている思考のクセの種類、その思考のクセがどんなタイミングで出てくるのかは、その人によって違うけれど。

そしてその思考のクセは、ある時は自分を守ってくれる大事なもので、ある時は自分を生きづらくさせます。

なんてことに気がついたのは30歳を目前にしたときでした。

散歩をしながらふと、今この瞬間に何が起こっているわけでもないのに、どうして私はこんなにしんどいんだろうか、と考えた時

その理由は、自分の思考のクセとそこから生まれる感情だということに気がつきました。

そしてその思考のクセというのは、ここまで生きてきたなかで自然と培ってきたものなので、自分にとってあまりにナチュラルで当たり前で、そこになかなか気付かないんですよね。

ということで、よくある思考のクセを10個、挙げたいと思います。

① 0/100思考(白黒思考)

これは名前の通り、物事を0か100かで考える思考のこと。

これは完璧主義な人とか理想が高い人に多い思考だと思います。

例えば100点以外は0点と同じ。とか、この考え以外は全部違う。などですね。

それだけでなく私の感覚ですが、白黒思考が強いと、絶対そうだと思い込む力も強く、ポジティブなことだったらそれで良いのですが、ネガティブなことだと大きく沈んでしまうことがある、ような気がします。これは私の経験上ですが。

② 一般化のしすぎ

いつもこうやねん。って2回くらいしかそうなってないのにいつもって言ったり、みんなそう言ってるでって2人くらいしか言ってないのに言ってみたり、1つのケースを一般化して多くのケースに当てはめようとする思考。

みんなこうなのに私は・・・みたいなのも、よくある思考だと思います。
みんなってどのみんななんだっていう。

③ 心のフィルター

悪いことだけ抽出するフィルターを通し、他の出来事に目が向けられなくなる思考のこと。

いいことなんてひとつもなかった。とか、ないものばかりに目がいって、今すでにあるものに目が向かないというのも心のフィルターがかかっているということです。

④ マイナス化思考

例えば、いいことなんてひとつもない。と思っていたときに、人から親切にされた。親切にされるなんて、同情に違いないわ。とか思うことをマイナス化思考と言います。

⑤ 過大解釈と過小評価

自分の短所やミスは大きく、自分の長所や成功は小さく評価する。
私にできるんだからみんなできるよ、とか、少しミスをすると過剰に自分を責めるとか。

自分に厳しいとも言えるかも。

⑥ 感情的決めつけ

不安⇨失敗すると思う。
罪悪感がある⇨私が悪い。
のように自分の感情を事実を証明する証拠のように考えてしまう思考のこと。

⑦ 結論の飛躍

確かな根拠もないのにネガティブな結論を出す。

挨拶の返事がなかった。⇨私が怒らせたに違いない。嫌われたと思う。

⑧ 〜すべき思考

◯◯すべきという考えで自分にプレッシャーをかけたり、そうしない人にイライラしたりする思考。

⑨ レッテル貼り

自分や他者の特徴の一部だけに注目して、レッテルを貼る。

例えば、あの人はダメな人間だ。とか、私は出来が悪いから。とか。

⑩ 個人化自己関連付け

不利益や損失の原因を自分1人で背負い込もうとする。

私のせいでみんなが不快な思いをしてる。とか、私が加わったからうまくいかなかったんだ。とか。

まとめ

私は認知行動療法という心理療法を受けたことがきっかけで、自分の思考のクセに気付くことができたんですが、改めてこうやってまとめてみると、定期的に自分自身の思考の点検をしたいなと思いました。

思考のクセって最初にも書きましたが、あまりにナチュラルでなかなか気付けないもの。

なので、誰かとペアで思考の点検をしてみるのも良いかもしれません。もちろんカウンセリングを受けるのも良いと思います。

今回の思考の癖リストを参考にしながら、是非みなさんも自分自身の思考を振り返ってみてください!

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