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お肉のようでお肉ではない!?〜注目を集める代替肉〜

本日11月29日は「いい肉の日」

ということで、今回は近年注目されている「代替肉」について注目していきたいと思います。

代替肉とは?

代替肉とは、大豆ミートやグルテンミートなどとも呼ばれ、牛肉や豚肉、鶏肉など動物の肉の代わりに、大豆やひよこ豆などの植物性原料で作られた「お肉のような食材」のことです。

最近ではスーパーや飲食店、コンビニなどでも代替肉を使った商品を扱うようになり、日常でも目にする機会が多くなりました。
宗教的な理由により日頃からこうした商品を選択している、という方もいらっしゃるかもしれませんが、健康意識の高まりや実際に目にする機会が増えたことで認知された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずはじめに代替肉が注目されている背景について見ていきます。

代替肉が注目される背景

人口増加による食肉需要の増加と環境負荷


今後世界的に人口増加と畜肉消費量の増加に伴い、2050年までに世界全体の畜肉消費量は2010年と比較して1.8倍に増加すると予測されており(図1)、需要の増加に合わせて畜産物を増産しようとすると、環境への負荷が大きくなることが指摘されています。


図1. 農林水産省 「2050年における世界の食料需給見通し」より抜粋

なぜ畜産物の増産が環境への負担になるのでしょうか。

そこには畜産過程で発生する温室効果ガス(GHG)が関係します。(図2)
家畜の排せつ物や牛のゲップから発生するメタンや一酸化二窒素は、温室効果ガスとして地球温暖化の進行に影響していると言われています。メタンはCO2の25倍、一酸化二窒素はCO2の298倍の地球温暖化効果があり、畜産物の増産が進むとこうしたメタンや一酸化二窒素が増加し、結果として地球温暖化の加速が指摘されています。


図2. 農林水産省「みどりの食料システム戦略の実現に向けて」より抜粋


食の多様性への対応

弊社代表の島袋は国際結婚を機にヴィーガンへの興味を持ち、今年ヴィーガン検定プロを取得していますが、そうした宗教上の理由や思想のもと動物の肉を食べない方もいます。
コロナ禍で落ち込んでいた訪日外国人の数も増加傾向となっており、さらに海外からの人材の流入が増えることで食の多様性に対応するためさまざまな企業で代替肉を使った商品を販売するようになっています。

健康志向の高まり


近年健康志向の高まりによりさらに注目を集めるようになりました。
動物の肉と比較すると、代替肉は同じタンパク質でも脂質やカロリーが少なくダイエットや健康に気をつけている方に注目されています。

こうしたさまざまな背景があり、代替肉はますます注目を集めています。

代替肉を扱った商品紹介

代替肉を使った商品はどのようなものがあるのでしょうか。

マルコメ 大豆のお肉

ミンチ、スライス、ブロックの3種類の形状があり、肉のかわりとして簡単に使用できるようになっています。
レトルトタイプ、乾燥タイプ、冷凍タイプ、味つきタイプ、サラダチップとさまざまな用途に合わせた商品が販売されています。

伊藤ハム まるでお肉!

大豆を使った代替肉でハンバーグ、唐揚げ、メンチカツ、ハムカツ、ナゲットなどの商品を扱っています。

モスバーガー ソイパティ

モスバーガーでは、ハンバーガーに使用するパティを大豆由来の植物性たんぱく質で作った「ソイパティ」を販売しています。

これ以外にもさまざまなところで代替肉を使用した商品を見つけることができます。

おわりに

さまざまな理由で注目を集める代替肉。
スーパーやコンビニ、チェーン店などで見かけた際はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

以上、ゆいまーる広報部でした。

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株式会社ゆいまーる
▼HP
http://yuima-ru-tokyo.com/
代表取締役:島袋尚美
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、ITコンサルティング、ブランドプロデュース、ヴィーガンコンサルティング事業などに取り組んでいます。

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島袋尚美(しまぶくろなおみ)
経歴:筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。入社2年目でIBMに転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、システムコンサルティング事業やブランドプロデュース事業、ヴィーガンコンサルティングなど複数の事業を手掛ける。また、20代30代を対象にしたキャリア支援イベントや、対談イベントを開催する。

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