見出し画像

54.力量をわきまえる

5月より整形外科で隔週ですが勤務しています。

「遅れてすみませんー」と走ってくる方の主訴が「歩くと足を引きずるくらい痛い」で、いや走ってたやん。。。と思ったり、部活でバットを思い切り振り回してる子が少し身体を捻ると腰が痛いと言ったり。

以前であれば、???となっていたものも拒否反応なくむしろ興味深く接することが出来ています。

言葉って辻褄を合わせるように便利に変換できます。

腰が痛いと言っていても本当は部活に行きたくなくて悩んでいるのが根本にはあるかもしれません。

ただ自分の中では「早く復帰したい」と思っている。

こんな自分の意識にものぼらない無意識っていうのがあるのだと思います。

そこに気付けずとりあえず触る、とりあえず運動療法。みたいな感じでやると何も上手くいきません。

たぶん相手も自分もめっちゃしんどいです。

運動すればなんでも良くなるわけじゃないし、触れば痛みがなくなるわけじゃない。

結局は「人をみる」の前提があってこそだと思います。

疾患だけ、症状だけにならないように。

相手も自覚していない無意識に気づき入り込んでいけるプロフェッショナルになりたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?