40歳以上でのスタートアップ起業で、VCから資金調達は不利なのか？
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本日も質問に答えていきます。
質問「40歳前後でのスタートアップ起業についてどう思いますか。VCなどのエクイティ投資家からは相手にされにくいでしょうか。」
といった質問です。ありがとうございます。
結論、40歳前後でのスタートアップ起業でももちろんやっていけると思います！
やられている方もたくさんいますので、問題ないと思います。
しかし、20代から30代前半の起業家たちとは、投資家からの見られ方は変わってきます。
投資家からの起業家としての評価や、起業家の行う事業の評価のされ方は当然変わってくると思います。
なぜか？
20代・30代の若手層へ投資をする投資家は、ポテンシャルを感じて投資をしている側面があります。いうなれば、Pivot前提で投資している傾向もあります。
その事業がいいから投資をするのではなく、その事業家の魅力や、魅力を活用して成長をするという差分に投資している部分も投資家にはあるということです。（よく、1回目の面談から2週間経ってもう一度面談した際の「変化率」を投資家は見ていると言われることもあります。）
その起業家の未経験の領域や、まだ市場として確立されていないもの、例えば少し前だとブロックチェーンやAIといったところに若手起業家が挑むというのは未経験だけれども成長する、ラーニング速度が早いというのを信じて投資するというパターンが多いのではないかと思っています。
一方で、40歳前後もしくはそれ以上に年齢を重ねているの起業家への投資というのは見られ方は違うのではないかと思っています。未経験ということもありますと、起業家の成長というところが織り込みづらいと思います。
（織り込まないということはもちろんないのですが、20代の起業家に比べると織り込みづらいですし）また、40歳以上だと色々なことを背負っています。例えば家族がいたり、親の介護をしていたりといったことがあります。
シニアな起業は生活の最低コストが若手起業家より高い
まず、僕の話を。
僕が、初めて投資をしてもらったのが28歳だったのですが、それまでは役員報酬月8万円でやっていて、投資を受けて月給25万円に引き上げました。
月給8万円や25万円でも、なんとなく「多少は貯金があるし、生きていくための家賃と多少のパスタの麺を買うぐらいのお金があれば大丈夫！ホリエモンもお好み焼きで生活していたというし！1日食費500円で生きていける」というような自信があったので、僕は全く問題がなかったし辛くもなかったです。
しかし、そのときに平気な自分がいたのは、僕が、失うものが何もない20代だったからだと思います。
40歳前後で家族がいたり、家や車のローンがあったり、親の介護をしていたりといったように色々背負っているものがあると、さすがに月給25万円だと無理ですよね。東京などの生活費が高い都会だと尚更です。
それなりの役員報酬(最低50万円前後）を取らなければいけないというのもありますし、家族がいたり親の介護をしていたりすると70〜100万円は役員報酬で取る必要があるでしょう。
40歳前後で起業するのでしたら、過去に自分が約20年間弱ほど働いてきた中での強みや業界の知見など、そういったものが存分に活かせるような形のサービスで起業するというのが非常にいいと思います。そうではなく未知の領域でゼロからの立ち上げ、ともなると、40歳以上の起業家には、ファンドサイズが小さいシードの投資家から見るとなかなか投資しづらいという印象です。
そのため、40代以上の起業は、長く社会人経験がある中で、自らの経験や知見を存分に活かせる領域での起業が良いのではないかと思った次第です。
参考になれば幸いです！
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それではまたお会いしましょう。
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