マツダロードスターは、ヤリスより乗りやすいオープンカー
いきなりですが皆さん、「オープンカー」と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?
・カッコいい、
・スポーティ、
・楽しそう、
・でも運転難しそう。
と言うのが大半の意見なんじゃないかと思います。笑
しかし、あくまで僕個人の経験をもとにした感覚ですが、
例えば今回紹介するマツダのロードスターというクルマは、
日本で主婦の皆さんが愛用するトヨタのヤリスというクルマよりも、
「運転しやすい」と僕は感じました。
先に断っておくと、僕はクルマは好きですが、正直運転の経験はかなり乏しいです。
普段の生活にクルマは必要ないし、免許取るときに坂道発進ができなくて教官に怒られたし、いまだにハンドルを握るとドキドキして視界が狭まります。
が、それでもクルマ好きな僕は2015年、マツダがちょうどロードスター1DAYモニターキャンペーン(ただしMTのみ)を開始したのを発見し、免許取り立てにも関わらず果敢に応募したのです。
ぶっちゃけ当日は冷や汗タラタラでしたが、千葉の山道を走ってもなんと1回もエンストすることなく、無事ドライブを終えることができたのです(今どきオートマの人からすれば「エンストってなに?アニメの世界の話じゃないの?」とか言われそうですが…)。
「人馬一体」というコンセプト
なぜロードスターはそこまで「運転しやすい」のか。
マツダのクルマは「人馬一体」というコンセプトのもと、車体の設計・開発が行われています(ちなみにスタイリングの方のコンセプトは「魂動」です)。
「人馬一体」とは文字通り、「人とクルマが一体になる」という意味です。
そんなことを言われると「スポーツのため」の設計みたく感じますが、これは普通に乗り回す際にも役立ってくる設計なんです。
例えば、人馬一体を実現する方法として、ドライバーとフロントが真っ直ぐ一直線になるようにシート〜ペダルが配置されています↓
「え、それが普通じゃないの?」っと思った方、そうなんです、その辺の車は運転席がフロントに対して真っ直ぐじゃないんです(ちょっと内向きにナナメ配置になっていることが多い)。びっくりですよね。
これにより、運転者とクルマの挙動のギャップが減ります。これはスポーツを楽しむ人ももちろんですが、駐車が苦手な主婦の皆さんにも嬉しい機能なのです。
オープンなので後ろがめっちゃ見える
そしてもう1つ、当たり前といえば当たり前ですが、オープンなので後ろがめっちゃ見えます。笑
後ろどころか、横もよく見えます。
なのでヤリスよりも車幅がある(多分)ロードスターですが、ヤリスよりもはるかに運転しやすいです、個人的には。
「クローズしたらどうなのか?」と聞かれそうですが、これが案外、1回オープンで車幅を掴んでいるので、クローズしても結構運転がしやすいです。
また、フロントフェンダーが盛り上がっていることでタイヤの位置も掴みやすいです。これはスポーツカーに割とよくあるパターン。
一見運転しづらそうなスポーツカーですが、日本の”四角い”車よりも造形がタイヤに沿っているので、車輪の位置が掴みやすいのはあると思います。
教習車、ロードスターで良くね?
こんなに乗りやすいNDロードスター、個人的には教習車にもってこいなんじゃないかと思っていたりします。
まぁ、ロードスターに慣れちゃうと普通の屋根のあるクルマが運転できなくなっちゃいそうですが…。