2019年の振り返り〜見たことある世界に戻ってきたけど、まだ想像を超えれていない悔しさとの間で〜
せっかくなので2019年の振り返りです。
2019年はタイトルのとおり、「見たことある世界に戻ってきたけど、まだ想像を超えれていない悔しさとの間で」というところです。
まず、「見たことがある世界」とはどういうことかと言うと、僕の20代の職歴に関わってきます。25歳でレアジョブというオンライン英会話のベンチャーに飛び込んで7年ほど過ごしました。入社時が社員番号10番（9番と同日入社なので所謂、ひと桁社員ですかね。）でオフィスに7~8は人程度＋アルバイトからはじまり、数年で社員150人くらいのベンチャーへの成長です。途中IPOも経験しました。
Findyについても、年初が7人＋アルバイト・フリーランス・副業でしたが年末で30人弱まで組織規模が成長しました。逆に言うと、7〜8人までの世界は見たことのない世界だったわけです。組織が10人を超えて成長し始めるタイミングとは、おおよそプロダクト・マーケット・フィット（PMF）が見えはじめて、シリーズAの資金調達をし、拡大期に入るシグナルが出ているタイミングです。
それまでは初めての世界でそれはそれは長い道のりに感じました。シリーズAくらいが境目になりましたが、そのあたりから口座残高も一定以上になり、資金繰りに少し余裕ができました。見たことある世界に来た感覚を持ち、ほっとしたのを覚えています。共同創業者のまさたんにも、ついてきてくれてよかったと思える範囲までこれたのではないか、とも思いました。実際に夜もぐっすり眠れるようになりました。3年弱かかりました。
また、PMFからの成長カーブというものがあるとすればですが、レアジョブ時代に社員数で10人から30人くらいに約2年近くかかったと記憶しているので、それよりも速いスピードです。その分、組織やメンバーへのストレスがかかっているとは思いますが、一方で見たことある世界なので焦らずに一歩一歩進めている感覚です。
ただ、年末なので、改めてですがこのままで良いのか、ということも思うわけです。「見たことある世界」にいるというのは逆に言うと、想像を超えれていないのではないかという悔しさとのオモテウラだとも思っています。
では、想像を超えた世界線とはどこにあるのか。以下の会社の沿革はどこだか分かりますか。
そうエムスリーさんです。
次のMonotaROさん、こちらも早いです。まじで早い。
こういった日本を代表するネット企業と比較して自分たちは今どの位置なのか。想像を超えているのか、を常に考えていきたいと思っています。
とはいえ、2019年はFindyにとっては飛躍の年でした。どんな変化があったのか、関係するユーザー、クライアント企業、スタッフ、取引先等へのお礼をこめて振り返りたいと思います。
サービス上の転職・フリーランス・副業案件紹介が増えた
ユーザーエンジニア、クライアント企業に対する我々が届けることができる最大の付加価値は転職や案件マッチングにつながることだと思っています。2019年はそこが徐々にですが増えてきました。その結果、2万人を超えるエンジニアユーザーと300社を超える企業クライアントに使って頂ける規模まできました。
特に嬉しかったのは、サービスローンチ初日に登録した人が2年の時を経て、Findyのサービスを使って転職活動を成功に導いて頂けたことです。続けるって大事だと思いました。
また、その結果ですが売上規模も拡大してきました。これは新しい手を打つことができる、また今後サービスを続けていくためにも重要な源泉でもあります。感謝。
仲間が増えてきた
運営するサービス規模の拡大とともに、メンバーも増えてきました。オフィスにいるスタッフだけでも8人から32人への増加です。優秀なメンバーが何もないスタートアップの門戸を叩いてチャレンジしてくていることには常に感謝が尽きない気持ちです。人員計画上は2020年中に、80人規模になる予定です。
というわけで常に常に仲間を募集しています！！2020年応募第一号をお待ちしています。
オフィス移転もした
メンバー増員に合わせてオフィスも移転しました！！
同じ五反田内でして、なんとなんと坪単価が●●円と駅チカでは信じられない破格の安さでの移転です。ついている。
ちょっとオフィスが手狭になってきているので、来年中頃の次の場所も探していきたいです。でも、最近家賃が高いので、こないだのheyさんのブログ（[hey] 引っ越しするのをやめました）の如く、焦って探さない方針で進めていきます。
資金調達もした
6月に資金調達のリリースも出しました。
前職もリードVCがグローバル・ブレインさんだったのですが、FindyでもGBさんと再びご一緒させていただくことになりました。理由は社長の百合本さんと何度かお会いしており安心感があったこと、そして前職時代にアライアンス担当をやっていたのですが、GBの担当の方と一緒に働いた経験があったことです。その際は、まさに若き日の自分にハンズオンで、とても親身になって協働してくれました。自分にとっても大きな成長のきっかけになりました。
調達後も、担当の石槫さんとは毎週壁打ちをして、コーポレートサイトを制作してもらい（調達後の採用に最も大事なので）、リーダー層のメンタリングを行ってもらい、採用候補者の紹介や面接もしてもらい等など、日々ガンガン動いてもらっています。ハンズオン。
ビジョン・バリューを作った。そしてバリューを一つ変えた
以下の記事にも書いていますが、ビジョンやバリューも作りました。今後、規模が拡大していく中で大事にしたいことを整理しました。そして、運用後半年でバリューだけ一つ変えました。ここはブログでも書いていく予定ですが、メンバーからもっと「チームワーク」や「思いやり」を持った組織にしたいとの提案があり、全社で議論をして決めました。スタートアップの醍醐味ですが、こんな意思決定にも積極的に関われるのがいいところですね。
そして来年、2020年はどんな年にしたいか。やっぱり自分の、そしてまわりの想像を超える年にしたいなと思っています。そしてその布石はすでに打ち始めていますし、実際にメンバーからも想像を超える提案がどんどん出てきています。今から来年が楽しみで仕方ないというところで、2019年も終了ですね。
何よりも、起業して何もないところから支援してくれた皆様、本当にありがとうございます。引き続きご指導ご鞭撻どうぞ宜しくお願いします！！
しつこいですが仲間募集しています★