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アルケミストを読んで

 パウロ・コエーリョさんの「アルケミスト 夢を旅した少年」という本を読みました。この本は羊飼いの少年がエジプトのピラミッドに向けて旅をするお話。ピラミッドまでの長い道のりの中でさまざまな人たちと出会い、そこで人生の知恵を学び、成長し、夢を旅していく。
 この話のテーマはまさに「夢に向かって進むこと」である。子どもの頃、皆が夢を持ち、夢に向かって進んでいくけれど、いつの間にかその夢を語ることをやめ、夢を追い続けることをやめる。なぜなら、自分はそれに値しないと感じているか、もしくは自分はそれを達成することができないと感じているからで、結果的にそのことが自分自身の心を苦しめることにつながるからである。しかし、傷つくことを恐れることの方が実際に傷つくよりもつらいものであることもこの本を通して同時に教わった。さまざまな思い込みのせいで、いつの間にか自分の夢を諦め、いつの間にか意識のベクトルは他人に向いてしまう。自分の人生を生きているのに勿体ない。
 先日読んだ「旅をする木 (著:星野道夫)」という本にも長く生きることよりもより良く生きることの方が大事と書いていたように、この本でも現在をより良く生きること、そして現在をよりよくさえすれば将来のこともよりよくなっていくということを学んだ。よって今の生き方を大切に、自分の信念を持って、僕自身、夢を追い続けることをやめない人生にしたいと思います。

久しぶりの投稿になったけど、この辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました!

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