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【TravelTech】出張予約・経費精算SaaS「TravelPerk」がシリーズBで約21億円の調達(2018年4月)

本記事は2018年4月11日報道の下記のTechcrunch記事の日本語要約メモです。
TravelPerk grabs $21M to make booking business trips suck less

●約21億円のシリーズB調達を完了

2016のシリーズAでは20だったカスタマーが1000に

●YoY 1,200%の売上成長

●約100億円($100M)の年間GMV見込み

●「出張をsuck lessに」

●最高のOTAとadminツールを合体させて提供する必要。大手TMC(travel management companies)、レガシーな企業ツール(Amex GBT, Concur, Egencia…)が競合になる
●世界最大の予約インベントリを確保(代理店のインベントリに加え、Expediaやbooking.com, SkyScannerやAirbnbなどネット上で見つかる事実上全てのフライトとホテル)

●当段階のターゲットはSMEs(マックス社員数1500名ぐらい)、Tech企業やコンサル企業が多めだが全域にまたがる
同社のフリーミアムモデル→低めのコミッションと無料カスタマーサポートにより他のレガシーな企業向けツールや代理店に比べ20%以上おトク
課金でアップグレードのプレミアムモデルも用意→団体割やリッチ化などに対応

●メインのライバルは旧来の企業向け代理店とTMC→Egencia (by Expedia) and Concur (SAP company)など

●アメリカにも同社と同様のスタートアップが複数存在(TripActions, NexTravel)。一方でどのベンチマークに比べても圧倒的に大きな、自身の想像を遥かに上回るスピードでPMFとグロースを達成。1300億円の市場をディスラプトできそうな手応え。この驚異的な速さのオーガニックグロースに更にスピードを足すための今回のシリーズB調達。

●Antoine Nussenbaum, partner at Felix Capital「企業向け旅行業はオンラインでディスラプトされていない世界最大の市場の一つ。」
Target Global general partner, Shmuel Chafets「TravelPerkは個人旅行と同じくらい出張をシームレスにするプロダクトを保有、マーケットリーダーになる上で非常に優れたポジショニングをしている」

●直近12ヶ月で社員数は20名→100名に。今後も採用に積極的に力を入れていく方針。エンジニアリング、オペレーション、カスタマーサポート。4−5カ国にローカルオフィスも展開予定。

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