身体が教えてくれるコミュニティ

どうすると楽しくワクワクするコミュニティが生まれるのでしょうか。

ここで言うコミュニティは、何かの1つの集団というよりかは、自分のつながりとその先に生まれた複数の人の関わりを指すようなイメージです。

ベイビーステップで、こうしたコミュニティの探求の過程を残し、同時に、創り出せていけたらと思います。

Tanin No Kao、身体が教えてくれること

最初は、こうした気づきを私に与えてくれた大事な出来事の1つで、昔に遡って2001年の話から書いてみようと思います。

地理・距離・文化・アイデンティティー・人種・摩擦・交換・一枚の世界地図のような人間の存在といった、すべてを活かす

をテーマに世界中に滞在しながら活動されていたKubilai Khan Investigationsという、アーティスト達がいます。

彼らのTanin No Kao（あるスリランカの移民の方の話）というコンテンポラリー・ダンスを観て、踊っていた間宮千晴さん（写真・左）とリーダーのFrank Michelettiさん（写真・右）にインタビューさせていただいた内容の掲載です。写真は、最近のお二人の様子。

当時の映像がなく、最近の千晴さんのダンスを紹介　↑
拝見すると、変わらず、色々な感情が自分に芽生えて何とも言えなくなります。2018年に2人目のお子さんが生まれ「まだ現役ですが昔のような無茶はできなくなってきたわ！」とのことですが、十分だと思います。

最近のフランクさんの活動を紹介　↑
フランクさんは10年くらい前から、フランス南東部のトゥーロンの街全体を数日間かけて踊りや音楽、パフォーマンスで埋める活動を実施。フランクさんの活躍の場は広がり、ダンスを創るのに加え、アーティストたちの作品をプログラムしたり、DJをしたりしているようです。

インタビューを読み返すと、色々な人（自分自身含めて）の可能性を引き出す彼らの姿勢が、昔も今も忘れずに私の心に痕跡として残っています。フランス語がペラペラではないので、何度も録音テープを聞き直した（汗）お陰で・・・耳にも残っているのでした（笑）。

もくじ

守らないで守ることの力
チカラ１　コンタジオン（積極的な感染）　：　Frank Michelettiさん
チカラ２　私はつまらない人間でいいです　：　間宮千晴さん

なぜ、こんなことを始めたのか？

少し話がずれますが、今更、どうしてそんな昔のことを発信しようと思ったのかも、残しておきたいと思います。

Ecological Memesさんが主催された「身体知性〜身体を通じてシステムを体感する」という井上有紀さんのワークショップに参加させて頂き、楽しく、もう少し探索したいと思ったのきっかけでした。

ワークショップは、ソーシャル・プレゼンシング・シアターという、個人・チーム・コミュニティの中で発生している目に見えないものを、身体を使って見える化し、未来を周囲の人と共につくり出していくようなものでした（解釈が間違ってましたらゴメンナサイ）。

頭だけではなく、頭も含めた身体に委ねることで、気づけること、気づかせてあげられることがあり、その適切なサイズとスピードの速さに、改めて関心しながら、ワークを体験していました。

ワークも終盤になっていくにつれ、昔、千晴さんとフランクさんを羨ましく思ったダンスの正体というか、言葉だけでは分からない感覚が少し掴めてきました。同時に、分かっていないようで自分の身体は知っている記憶も感じました。

帰宅してから、あのインタビューした内容が気になりはじめ、探しました。
当時、何度かメディアに掲載しようとしたのですが無くなってしまい、そのまま眠ってしまっていたのでした。。。

原稿をみると、見知らぬ学生に、大事なことを、何時間も付き合って下さっていたことを思い出し、やはりどこかに残したいなと思いました。

そんな時に、偶然ワークショップやファシリテーションを学ばせて頂いているコミュニティのWORKSOP DESGIN ACADEMIAさんのnote部のお題が「コミュニティ」ということで、流れに乗っからせていただきました。この身体が教えてくれるコミュニティというテーマは、後付けのような、先付けのようなでした（笑）

そして、完全な内輪話ですが、一緒にダンスを見て、インタビューにも同席してくれた友人の真智子ちゃんは、絵本の翻訳の仕事から保育士さんとなり、3人のお子さんを育てて活躍されているようです。

また、みんなでダンスを観に行ける日を楽しみにしています＾＾

もくじ

守らないで守ることの力
チカラ１　コンタジオン（積極的な感染）　：　Frank Michelettiさん
チカラ２　私はつまらない人間でいいです　：　間宮千晴さん