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未来チケットの可能性と将来的展望

未来チケットとは

発端は小さな飲食店で始まったシステムだったと思います。
飲食店でお客様が「未来チケット」を購入すると、店内のボードにそのチケットが貼り出されます。
来店した子どもは、そのボードのチケットを手に取り、店長さんに渡すと無料でカレーが食べれるという仕組みになっています。
様々な理由(貧困、孤食、育ち盛り・・・)で食事が困難だったり、家庭での食事が足りないといった子どもが自由にカレーを食べれるというものでした。
来店するお客さんもその仕組みを知っている人が多く、自分の昼食のおつりを「チケットにしといて」と気軽に購入していました。
金額も1枚200円と、購入しやすい金額でした。

未来チケットの可能性

今では全国各地でこの「未来チケット」のシステムを導入する方が増えてきているようです。
そういう私もこの未来チケットに感銘を受け、キッチンカー営業に取り入れようと準備をしています
全国で既に活動として定着してきた「こども食堂」とは違い、その場で食事をする「孤食」回避の部分は回避できませんが、逆に、周りの人(お客様)を気にすることなく気軽に自宅もしくは食事ができる場所に持って行ける(テイクアウトできる)という面は、気兼ねしてしまうという敷居を低くしているのではないかと思います。
これによって、「こども食堂」で懸念される、本当に困っている子ども達への提供が、より効果的に図れるのではないかとも考えています。
また、親御さんの分や兄弟姉妹の分も持ち帰ることも可能ですので、家庭全体への対応も的確に行えるとも考えています。

キッチンカーという特性も加味されると、購入していただいた「未来チケット」を様々な場所でこどもに利用してもらえるという面もあれば、逆に、様々な場所で「未来チケット」を購入してもらい、第三の居場所というような、既にこども達が多く集まっている場所(様々な理由で集まっているこども達の憩いの場)で「未来チケット」を使用してもらうということも可能です。

仕組みとしては既に行われているものと同様です。

  • お客様が、購入と同時(もしくは単独)に「未来チケット」を購入

  • 「未来チケット」はキッチンカーの特定の場所に張り出される

  • 「未来チケット」を販売員に渡す

  • お弁当(現在考えている商品)を受け取る

この「未来チケット」の導入により、興味を持って頂ける方が増えてくれば、今までの「こども食堂」のような、運転資金の問題も少なからず減ってくるのではないでしょうか
また、キッチンカー自体のご利用が増えることで、キッチンカー自身の運営も可能となり、エリア内にキッチンカーが増えることも期待ができると思っています。
これは、別の記事でお話ししますが、キッチンカーの増加=防災活動という更に大きな展望も兼ね備えていると考えています。

将来的展望

「こども食堂」のように、対象の方に食事を提供する目的のみで運営を始めると、どうしても運転資金に問題が発生しがちで、オーナーさんの自己資金を投入するというのが必然となってしまい、その先には運営困難という結果が多くありました。
今回の「未来チケット」方式では、キッチンカー運営と並行して行う事ができ、チケットの値段と原価の調整を行う事で、ある程度の資金圧迫は回避できると考えられます。
これからの「こども食堂」的発想は、サスティナブル(持続できる)な運営が出来る事が必要となってくる事は明確なので、こういった活動を発端に、あらゆる形の「こども食堂」が発展することを望みます。

付録

私自体の今後の活動の中にも、今回の「未来チケット」と並行して、
「エリア食堂」という仕組みを作り上げる活動を行っていきたいと考えています。

「エリア食堂」とは
地域の飲食店が「エリア食堂」に加盟し、本部(エリア食堂の運営体)から配布された食事券(もしくはカード)を持参した方(食事困難者)に、一定のお食事を無償で提供するというものです。
そのお食事にかかる費用は、原価を本部に請求することで還元されます。
その支払われる費用は一般の方からの投資(サブスクリプション形式)からまかなわれ投資して頂いた方には、「エリア食堂」に登録している飲食店(企業からの資金援助があれば、その企業の系列店)でのお食事が割安で利用出来る。
こういった仕組みを考えています。
この仕組みにおいては、三方共々に利益が提供される事になります

  • 食事困難者:登録飲食店で一定回数食事ができる

  • 登録飲食店:投資して頂いた方々の特典を目的とした来店効果がある

  • 投資した方:割引を利用する事で、投資額以上の見返りが発生する

これに加えて、行っている事業自体は福祉的目的のため、行っていること自体に価値が存在しいる(=企業価値の向上)や街としての活性化も見込める仕組みになっています。
これについては、今後の活動が本格的になってきた段階で広く告知していきたいと考えています。

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