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防災とキッチンカー

災害時に出来る事

実際に災害が発生したときに何ができるのだろうか。
まずは自分自身と家族の安全確保。
そして、近隣や地域の状況把握と生活の場の確保。
このあたりまでは自身に関わることでもあるので思いつく。
その後は経験したこともない状況が続くとなると、やはり今の段階から防災については真剣に考えておくべきだと最近は強く感じている。

キッチンカー運営の先にある防災

キッチンカーの設備を考えると、完全に独立したキッチン設備である事は容易に分かる。
キッチンカーが停められる場所の駐車場に停めていれば、比較的車両が機能不全になるという事は確率的には低いと思われる。
発電機とプロパンガスを装備していれば、ガソリンとガスの補充があれば電気と火気の使用が可能であり、災害時にはかなり重要なものになることが予想される。
加えて、調理設備も備わっているため、材料と水の確保ができれば、暖かい料理や衛生上問題の無い料理が作ることができる
初期の被災地の状況を考えると、食事が用意できることは非常に重要なことと考えられるので、キッチンカーの災害時の利用価値は高いのではないだろうか。
しかし、1台のキッチンカーが対応できる人数やエリアはかなり小さく限定的であるので、市区町村単位での対応を行うにしてもそれなりの台数が必要となる。

キッチンカーの現状

現状では、キッチンカーの台数は増えているとはいうものの、既存の飲食店の店舗数の様な件数にはほど遠い。
また、キッチンカーの主流はイベント参加による収益の確保が大きく、市区町村を対象とするエリア内での活動はあまり盛んではない
集客力も販売品内容(特に単品)から考えると弱い傾向にあり、既に人が集まる場所や地域のイベントに参加する事が必須条件となってしまっている。

しかし、キッチンカーのポテンシャル(特に仕込みをできるキッチンカー)においては、飲食業の集客と同様に、ニーズを的確に捉えられればある程度のエリア内で活動が可能ではないかと考えています。

キッチンカーの増加を促すもの

やはり、売上を立てなければ運営していけないという事は最重要項目であるため、何かしらのブランド力を持つ事と共に、TPOに応じた対応が出来る事は非常に重要だと考えられる。
それに加えて、特別な活動が伴っている(防災、福祉、まちづくり・・・)事は更に利用者への印象を強め、継続的に利用して頂ける動機付けにもなると思う。
そういったことからも、何点かのポイントを抑えて、キッチンカー同士の繋がりや、統一ブランドを共有するフランチャイズ的な繋がりを広げる事が今後のキッチンカー増加の鍵となると考えられる。

  • 様々な料理を提供できる「移動レストラン」的技術共有

  • イベント時にも対応できるブランド商品の創出

  • 「未来チケット」のような通常販売品以外の活動の共有

  • 災害時における地域との繋がりを持てるフレンドシップ運営

こういったことを考えながら、自身のキッチンカー運営と共に、地域の為のキッチンカー運営も念頭に置き活動することで、防災活動としていきたいと考えています。

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