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すべてに絶望していたあの頃の話

年末から最近にかけて、地元で取材された様子がたまにテレビで放送されることが何度かありまして(しかも全国放送!)
取材中に、高校の終わり頃からうつっぽくなってそこから何をしてもだめで、みたいな感じで話をしているのですが、そのあたりを詳しく自分の中で何かが起きていたかを振り返るためにも書いてみたいと思います。

高校の終わりくらい

海外に行きたいと思っていた

中学校からずっと英語が好きで、将来は何か英語に関わる仕事につきたいと思っていて、大学は海外の大学に行きたいと思っていたので色々情報収集していました。

受験勉強、そもそも勉強が疎かになっていた

それもあって大学受験の勉強をほとんどしておらず、高校の中頃からは勉強もあまりせず、成績も散々な結果でした。しかし自分の中では海外に対する夢は膨らんでいたので特に気にせずといった感じでした。

勉強ができなくなっていく

家庭の都合もあり、海外の大学に行くということは断念せざるを得なくなり、これは日本の大学にも行くことが出来ないぞ、ヤバイよヤバイよってなったあたりから、机に座って勉強することが出来なくなっていきました。

ちょっと症状については調べていないので、詳しくは分からないのですが、勉強をしないといけない→机に向かう時間が苦痛→勉強ができないので成績も上がらない→しかし勉強はしないといけない
というループから抜け出すことが出来ずに、高校終わり時点ではどこか受験をした記憶がありません。
それと、部活をしっかりとやっていた時期が終わって、家にひとりになることが多くなったのもあまり良くなかったのかなと今では思います。

高校卒業してから

予備校の寮へ入る

当時考えていたのが、家で1年間浪人をして生活をするということだったのですが、親から地元から離れた予備校へ行くことを勧められて寮へと入りました。
寮では地元の知り合いがかなり多く入っていて、なんとなく一人で生活するという感覚が少なかったように思いました。

そこから寮での生活、そして予備校での勉強という日々が始まったのですが、予備校に通い始めたからといって急に勉強が出来るわけでもなく、最初はまじめに通っていたのですが、だんだんと生活のリズムが狂い始めてきました。

昼夜逆転になる

朝予備校へ通うのが億劫になり、段々と通わなくなっていきました。かといって勉強をするわけでもなく、当時は日々何をして過ごしていたのかあまり思い出すことが出来ません。

娯楽がない状況

実家とは違って、4畳くらいのベッドしかないテレビもない勉強に集中する環境は全く自分には合わなかったんだと思います。
日々、プラモを作り、アニメを見て、友達を会って話をする生活を続けてきた自分には苦痛以外のなにものでもなかったです。
当時は珍しかった携帯用の小型のテレビを買ってもらったと思ったのですが、ほとんど見た記憶がありません。
とにかく今思い返すと楽しい記憶がほとんどありません。

過敏性腸症候群になる

夏終わりくらいからだったと思います。電車に乗ると、授業に出ると、お腹が痛くなる状況になり、本格的に授業に出なくなり、寮の4畳くらいの部屋でただただ時間を過ごす日々を続けていたように思います。
寮では朝と夕方ご飯が出るのですが、それも食べていた記憶がありません、たぶん近くのコンビニやスーパーに買いに行って食べてたと思います。

形だけの受験

冬になってきて受験シーズンとなり、一応いくつか受験はしたのですが受かる希望もなく、ただ会場に行って時間を過ごすだけだったように思います。
東京の大学もたしか2校受けに行ったと思うのですが、1校は問題が何もわからず、受験中にウトウトしてたのを覚えています。
ただ、泊まる場所を探したこと、泊まった部屋のことなどは少し記憶に残っています。

寮を出る

何もかもをあきらめ、受験シーズンの真っ只中にひとり荷物をまとめて、友達にも何も言わず寮を出たのを覚えています。
寮のおばさんが気にかけて声をかけたりしてくれていたのですが、全てにおいて絶望した状態で実家に帰ったと思います。

予備校が終わり

東京の英語関係の専門学校に進学するのですが、結論から言うと半年でやめました。かなり長いので一旦この記事ではここまでで笑

今思えば

寮を早めに出て実家に戻るべきだった。
最初から実家で過ごすべきだった。
地元のサテライトなどで勉強をするべきだった。
など色々な選択があったんだと思いますが、今思うとたとえ実家にいたとしても勉強ができない状況には変わらず、せっかくの10代の1年間アルバイトなどしながら勉強したらよかったんじゃないかなと思っています。
今でこそ、本当に今でこそ、過敏性腸症候群をほぼおさまり結婚もして子育て真っ最中で、大変だけど楽しい日々を過ごしていますが、当時は世界が相当にグレーな状態だったなぁと。
たぶん、今と違ってこうでなくては行けない、自分はこうありたい、こういうことをしないといけないっていうのがとても強く、うまく行けばいいけど、一度レールから外れると持ち直すのが難しい性格なのかもしれません。
だからこそ、こういう過去があるからこそ自分の得意なことを仕事にしてる今、もっと突き詰めていけたらなぁと考えるのかもしれないですね。




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