「こいつ無神経やなー」と思った他人の発言について
今から数年前、とあるキッカケで出会った若手起業家の方に突然こんなことを言われたことがある。
「お兄さんの子供の頃にやりたかった仕事って何ですか?」
この言葉に対して僕は複雑な思いが込み上げてきた。彼の中で、僕のやっている仕事は「子供が夢見るようなものではない」ということを前提にしているのが伺えたからだ。
「そうですね…。あまり覚えていないですね。」
そう曖昧に返事をした。
とても残念な気持ちになったが、その通りでもある。僕が今している仕事は子供の頃に夢見た職業ではない。今の仕事は、いくつかある子供の頃に夢見ていた職業のどれにも掠っていない。
人から見たら、夢を叶えることができなかった“残念な大人”かもしれない。だがせめて、無神経な発言をして他人を傷つけるような大人にだけはならないように気を付けていたいと思った。
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