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日銀がマイナス金利政策解除を発表。それにも関わらず円安が進行したワケとは。

3月19日、日銀がマイナス金利政策を解除することを決定した。僕はその発表の直前に米国株4銘柄(KO,T,PFE,MCD)を買い注文していたので、とても焦った。マイナス金利政策が解除されれば日米金利差が縮むため、円高が進行するのではと懸念したからだ。

一般的に、金利の低い国(今の日本)の通貨を売って金利の高い国(今のアメリカ)の通貨が買われる傾向がある。金利の高い国では、当然だが預金や債券の金利も高くなり、それらの金融商品の利益が多くなるからだ。

だが、実際にはむしろ円安が進行する結果となった。理由は、日銀の発表を受けて市場が「当面は緩和的な金融環境が続く」という見方が広がったからだ。マイナス金利は解除するが、だからといって急いで利上げをしていくわけではないよ~ということだ。

株価は好業績が発表されたら上がる訳ではない。業績が良いにしろ悪いにしろ「予測よりも良い結果」になったときに上がる。この法則は為替にも当てはまると思う。マイナス金利を解除する方向ではあるものの、市場が予測したよりも利上げペースが緩やかという見通しが立ったため、逆に円安が進行したのだろう。投資は奥が深い。

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