![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135300358/rectangle_large_type_2_64eb62192d35d306a0c0ca8ddf211919.png?width=800)
RPGのようなステータス画面が現実世界にも欲しい。
RPGゲームのようなステータス画面が現実世界にも欲しい。僕は昔からずっとそう思い続けている。これは、自分自身の中で、子供の頃から大人になるまで考え方が変わっていない数少ないテーマでもある。
ステータスといっても僕が言うのは、体力や攻撃力などといったザRPGのようなものではない。僕の理想は、具体的に数値としてカウント可能な、政府がキッチリと管理することのできる個人の善行・実績・資格のステータス表示だ。
例えば「落とし物を交番に届けた回数」「ボランティアスタッフとして参加した回数」「ユニセフへ募金した額」などだ。こうした善行が具体的に数値として可視化・記録されれば、多くの人が善行を積極的に行うようになるかもしれない。
また「訪れたことのある世界遺産数」「保有している国家資格」「登頂達成した山の数」などがステータス表示されれば、多くの国民のコレクター心を擽り、地方観光が活発化したり、資格の勉強をする人が増えるかもしれない。
こうした試みは、現代において技術的には可能なはずだ。実際にマイナンバーカードを利用して一部の国家資格を電子化する動きがある。デジタル庁が中心になって計画を進めているようだ。
https://www.cao.go.jp/bunken-suishin/kaigi/doc/teianbukai150/150shiryou02_2.pdf
技個人の善行・実績・資格のステータス表示は術的には可能だが、もちろんプライバシー・個人情報の問題が大きい。そのため、ステータス項目の表示・非表示は個人の任意で公開・非公開の選択が可能なシステムにするなどの必要があると思う(役所の厳密な審査の上で)。
そうした政策は、日本が中国のような管理社会になってしまうのではないかという批判も沢山あるだろう。だが、個人的には社会全体にとって恩恵の方が大きいのではないかと思っている。
真面目で良い行いをする人がきちんと報われる社会であってほしいし「物」よりも「経験」の価値が高くなった現代において、ステータスの項目の“コンプ”を目指す新しいエンタメがあっても良いのではないか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?