見出し画像

想像を超えてきた「言葉のエンタメ」

 NetflixのLight Houseを観た。星野源さんとオードリーの若林さんの二人が月に1度会って対談をするという企画で全部で6話分あった。テーマがお互いの悩み相談的な感じなのだが、これが結構普遍的なものというか、みんな何かしら共感する部分があるんじゃないかと思うような内容で、最高に面白かった。

 ひたすら二人で対談していくだけのシンプルな構造に見えるのだが、「会話」というものがここまでエンターテインメントになるのかと改めて驚いた。「言葉」というものの ”力” や、会話を動画で流すことの意味。ラジオとも当然違うし、見進めていく中で、『会話がメインのコンテンツなので音声だけ聞こう』と思ったが、しばらくして「もったいない」気がして止めた。二人の表情や質問を受けてから答えるまでの間、声のトーン、リアクションなどが総合的に ”見る” ことが出来るのだから、それら全部を楽しんだほうがいいと感じたからだ。なんせ会話の内容が非常に面白かったから、表情も見たいと強く思えた。

 対談場所となる背景(これらがサムネイルにもなる)を毎回変えることによって、話の内容にも影響が出るのも興味深かったし、一行日記をつけたり、前回からの話題の流れを持ち込むことによって、心境だったり考え方の変化も回を追うごとに確認できるようになってきた。
僕自身は一気見してしまったので、二人の会話から得たヒントを熟考することがなかなか出来なかったけれど(二人は半年以上かけて対談し続けていた)、二人の対談は心揺さぶられるものがあったので、今こうして思い出しながらnoteに記録として残すことにチャレンジしている。


 二人の会話のすごく素敵な瞬間をこのLight Houseの中ではいくつも見ることが出来る。人と会話をすることってこういうことだよなと思えた。
考えがまとまる場面をまじかで見ることも出来たり。
自分はこう思っているけど、相手はどうだろう。。。彼ならきっと茶化さずに受け止めてくれるはず、と思い切って切り出したり。
ずっと聞いてみたかったことをタイミングを見て聞いてみたり。
相手が悩んでいるときに、自分が過去に似た感情を経験した時の心の持ちようをシェアしたり。

会話ってすごい。面白い。人って、しっかり会話できる相手と会話をすることで幸せになれるし、賢くもなれるということも確認できた。
もし周りに『この人となら仲良くなれそう』とか『この人と仲良くなりたい』という気持ちが芽生えたなら絶対に、仲良くなるためのチャンスは伺っていた方がいい。それが人生を好転させるきっかけになりうるし、相手にとっても凄く幸せなことのはず。

いやぁ。幸せな時間だったなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?