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仕事の幅

 前回の「興味関心の広がり方」の話に通ずるところがあるのですが、

 仕事の幅も広げていくと、以前やっていた作業や仕事内容をする時に見え方がそれまで見えてこなかったものが見えてくるなと感じます。
違う角度や違うポジションからの見方が出来るようになる。

 僕は今現在は映像制作を本職としているのですが、最初の3〜4年はカメラオペレーションや編集作業といった、いわゆる技術屋としてでしか仕事に関われなかったのですが、よりいいものを作るにはどうしたらいいかなと企画を自分なりに考えてみたり、文章に起こしたりするうちに、ディレクターの目線が少しずつ出来てきました。
 そして、プライベートで結婚などの人生のターニングポイントでお金についてそれまで全く勉強してこなかったのですが、それを気に勉強しだしてから、個人はもちろん、会社やチームでこの制作物をこれくらいの機材でこれくらいの期間で作成できれば、このくらいの利益が出る。といった制作物にかかる人件費を含めたお金のことを考えるプロデューサー目線もほんの少しずつですが芽生えてきました。

映像制作では規模が大きくなればなるほど、分業制で行われるのですが、その中でも色々な立場からものを考えられるというのは非常に大事だなと思いました。専門職なので、どれか一つを極めた方がいい!という意見も強いのですが、全てのポジションで最低限の知識を持った上で1つ、もしくは2つの武器を特に磨いていく、というのが大事なのかなと思います。編集のことを理解しているカメラマンの方が、無駄な素材を撮らなく済みますし、プロデューサー的な理解があれば、金銭的に無茶な脚本やディレクションを防げる。

仕事の幅が広ければ、それだけ色々な人と会話が広がるので、
人脈も広がりそうな気がします。

そもそもどの分野で自分の才能が開花するかは、やってみなければ誰にも分かりません。少しでも興味があり、飛び込むチャンスがあれば絶対にやってみるべきです。その時に少しの勇気を出して挑戦できるかどうかで、その先の未来が少しずつ変わっていくんだろうなと思います。

これからもチャレンジあるのみです。


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