デザインを学ぶために1年間休学した話。
自己紹介
25卒のAtarapiといいます。来年から事業会社でクリエイターとして働く予定です。自分は遠回りして7年間大学に通いました(学部4年+大学院2年+休学1年)。学部と大学院の専攻は情報系でして、デザイン専攻ではありません。
はじめに
デザインの経験がほとんどなく、進路に悩んでいた私は、思い切って1年間休学することにしました。最初は不安でしたが、振り返ってみると、これが自分にとってめちゃくちゃ良い決断だったと思います。
今回は、なぜ休学をしたのか、休学中にどんな風に過ごしていたのか、そしてその経験を通して伝えたいことを話します。
自分の体験談が、デザインに興味があるけど経験がない方や、将来の進路で迷っている方の参考になれば嬉しいです!
🤔 なぜ休学をしたのか
デザインに興味はあったものの、ほぼ未経験で、ポートフォリオに載せる作品も何もない状態でした。それに加えて、進路にも悩み、自分が何になりたいのかすら見えなくなっていました。修士課程に通いながら独学でデザインを学ぶのは、研究も就活も中途半端になりそうで不安だったため、思い切って休学をして時間を取ることに決めました。
⏰ 休学中にどんな風に過ごしていたのか
1年間のスケジュール
1年を最も有効に活用しようと思った時、私が考えた最適案は以下でした。
独学だと限界があると感じ、座学で学べるデザインの学校に入ることにしました。しかし、知識を身につけても実践の場がなければ、学びがインプットで終わってしまいます。スキルを磨くには、実務を通して学ぶのが最適です。
そこで、前半は学校で基礎知識を学びつつポートフォリオを準備し、後半は実務経験を積むというスケジュールを立てました。このアプローチは、結果的に大正解だったと感じています。
また、学費や生活費で自分の力だけではどうにもならないところがあり、親の承認とサポートを得る必要がありました。
家族会議で、プレゼンテーションを行い、かかる費用や将来のリターンを細く説明し、なんとか説得いたしました。投資家にピッチしている気持ちでした。
学校編 (前半 7ヶ月)
ちょうど海外で生活してみたい気持ちもあったので、デザインを学べる海外の学校を探すことにしました。私はカナダのバンクーバーにある学校を選びました。7ヶ月で卒業できるプログラムだったので、限られた時間の中で集中して学ぶにはちょうど良い期間でした。北米圏でテック系が盛んなエリアを視野に入れていましたが、治安の良さや円安の影響も考慮してカナダに決めました。
UXデザイン専攻に入り、プログラムは前半が座学、後半がグループワーク、最後に卒業制作という流れでした。グループワークでは、実際にフィールドワークやインタビューを行うなど、実践的な内容でした。ただ、座学だけでは頭に入りづらい部分もあったので、自主学習にも力を入れ、学んだことが流れないように毎週ブログを書いてアウトプットを残していました。
自分の経験の幅や価値観を広げるためにも、海外の学校を視野に入れることをお勧めします。お金はかかってしまいますが、そこで得たスキルと経験を考えると大きなプラスになります。英語が不安な皆さん、大丈夫です。私ももともと英語を話せた訳でないですが、何とかなりました。
詳しい振り返りはブログにまとめているので、ぜひチェックしてみてください👇
インターン編 (後半 5ヶ月)
具体的には、休学中の5ヶ月間で2社でインターンを掛け持ちしていました。
ここで実務を経験することで、より実践的なスキルを身につけることができました。個人的には、がっつりスキルを身につけたいのなら、勢いのあるスタートアップでの経験がお勧めです。(受け入れてくれた会社の方々には、いつか恩返ししたいと思うほどに本当に感謝でいっぱいです。)
週5日働くことで、社会人としての生活が具体的にイメージできるようになりました。一度“プチ社会人”を経験してから学生に戻ることで、「学生のうちにこれをやっておこう」と思えるようになり、良い影響を与えてくれました。
インターン自体は募集のタイミングによるので3,4ヶ月間ずっと目を見張っていました。気合いと根性で探すしかなかったです。直談判すると言う手もあります。
インターン中に書いたブログです👇
✍️ 伝えたいこと
人生は長い、休学は怖くない
学校に行くだけじゃなくて、インターンするのもあり
他のこともたくさんしよう
🟠 今やっていること
Design Homiesと言う若手向けのデザインコミュニティを運営しています。
自分が感じたデザインを学ぶ孤独さや専攻外のため実践的な内容を学べる場所がないといった課題に立ち向かうため、素敵なメンバーと共に作っています。新しい繋がりが生まれる交流会や実践的な内容を学べる勉強会などを定期的に開催しています。
同じように孤独を感じている若手の皆さん、ぜひイベントに参加してみてください🙌