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『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』 概要と感想

日々の読書noteです。今回はこちらの本を読みました。

こんな人向けの本です

・頭の中がいつもごちゃごちゃしていて、スッキリしない
・仕事や読書など集中したくても、すぐに他のことを考え始めてしまって集中できない。
・論理的に順を追って考えていると、途中で迷宮に迷い込み戻ってこられなくなる

うん、大体自分のことだな。

というわけで、頭の中がごちゃごちゃしているな、集中できないな、スパッと考えがまとまらないな、といった方向けの本となります。

本の概要

本書では、以下のものたちは、ゴミです。(あえて釣りっぽく書いてみましたが)

・感情
・他人の刷り込み
・これまでの自分
・マイナスの自己イメージ
・have to(ねばならない)
・我慢
・自分中心
・恐怖
・論理へのとらわれ

これらがなぜゴミ(無用の産物)なのか、そして、それを消し去るための方法について、各章で詳しく書いています。

頭の中にあるこれらのゴミを捨て去りクリアにすることで、集中力、思考力、生産性、そして生きる充実感を高めよう、という趣旨です。

キーワード「抽象度を高める」

本書には「抽象度」というキーワードが頻繁に出てきます。これは頭のゴミを捨てるために重要な考え方です。

特定の個人 < 人類 < 哺乳類 < 動物  < 生物
← 情報量が多い  情報量が少ない→

情報量が少ない状態を「抽象度が高い」といいます。抽象度が低いほど、感情に支配され、振り回されてしまう。たとえば、上司にイヤミを言われた、ということにいちいちイライラしてしまう、そしてそれに執着してしまい、行動に悪影響が出てしまうう、というように。

こういったことは、抽象度を上げていくことで解決できます。抽象度を上げるためには、絶対的なゴールをもつこと

目の前のできごとだけでなく、もっと全体を俯瞰して、大きなゴールをもち、そのゴールにたどり着くために必要なことだけをやれ、というのが、この本の基本的な考え方です。

優れた経営者や科学者、抽象度の高い素晴らしい仕事をしている人たちが目指しているのは、常にゴールです。そして、ゴールに近く副産物として、「嬉しさ」「楽しさ」「幸せ」などのプラスの感情を感じ、それらをさらなる前進のモチベーションとしているのです。
抽象度の高いゴールに向かって生きている人は、苦しさも楽しさも関係なく、ただひたむきに生きているのです。

心から望むゴールを持ち、ゴール達成に向かって今を生きよ。ならば感情のゴミは必ずなくなる

すべての行動は「want to(やりたいからやる)」。「have to (やらなければならない)」というゴミを、want toに変えていく。

そのためには、自分が心から望むゴールをもつこと。そして、ゴールに必要なことだけをやればいい。

時代が変わって、働き方、生き方も大きく変化しています。さまざまな人が「やりたくない仕事をやる時代は終わった」という趣旨の発信をしていますが、この本では、まったく別の視点から「本当にやりたいことだけをやって生きる」という、本質的な部分は同じことを言っています。

本書で特に刺さったことまとめ

このnoteで本書のすべてを網羅できないので、自分が特に刺さった内容をいくつか抜粋して終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

生きていく以上、さまざまな理不尽を引き受けていかねばなりません。それが生きていくということだからです。さまざまな理不尽を引き受け、この世界の理を踏まえて生きていく心構えのことを「責任」言っているのです。
「食うため働く」ことをやめたら、モヤモヤは晴れるわけです。
「計画を立てて会社を辞めるな。辞めた後の道筋は、辞めないと見えてこない。
「考えていて頭がゴチャゴチャしてくるのは論理(部分)にとらわれ、論理(部分)の迷路に迷い込むから。ゲシュタルトができていれば、部分が分かれば全体が分かる。したがって部分にとらわれることがない。


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