「革命のファンファーレ」を読んで
初めて西野亮廣さんの本を拝読したので、感想と学んだことを備忘録として残します。
本の概要
「情報革命」- 農業革命よりも、産業革命よりも大きな革命 - が僕らの生きている今を直撃した。ものの売り方、働き方が変わり、常識や道徳がとてつもない速さで変わっていく。
かつては自分が経験したことを教えてくれる存在だった親や先生は、この情報革命を経験していない。ならばこの大変革の時代の動きをどう捉え生き残っていくかは、自分で学び、実践し、思い知ることで対応していかなければならない。
最先端で生きる西野さんが実践し経験してきたことや考え方から、そのヒントを与えてくれます。
印象に残った言葉
多岐にわたる内容が盛り込まれていましたが、特に印象的だった言葉を箇条書きでまとめました。
・ここからは、"好きなことを仕事化するしか道がのこされていない" 時代だ。この変化から目を背けた人間から脱落していく。既得権益を守りはじめた人間から終わりが始まる。
・お客さんの手に届くまでの導線作りも、作品制作の一つだ。導線作りができていない作品は「未完成品」という認識を持った方がいい。この認識を持っていないクリエイターは、今後確実に食いっぱぐれるだろう。
・輪切りであろうが、ソーセージ 10本にはソーセージ 10本分のコストがかかる。100本にすれば、100本分のコストがかかる。しかし"データ"は違う。
・モノを売るということは、人の動きを読むということだ。現代でモノを売るなら、当然、現代人の動きを読まなければならない。
・人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって『確認作業』で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない
・無料公開が常識となった今、実力が可視化されるようになった今、一番の広告は『作品のクオリティーを上げること』だ。
・どうやら僕らは「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すようだ。それは、「おみやげ」が、楽しかった出来事を思い出す装置として"必要"であるからだ。
最後に、一番心に残った言葉を残して、今回は終わりたいと思います。
ここで、ぼくが大好きな王貞治さんの言葉を紹介する。
「努力は必ず報われる。報われない努力があるとするなら、それはまだ努力とは呼ばない」
努力量がたりていない努力は努力ではないし、「この努力は本当に正しいのか?」と疑うことをサボり、時代にそぐわない誤った努力を続けていたら、それもまた努力ではない。
常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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