フリーランスの新年度
4月1日。新年度が始まった。
新年度は独特な緊張感とワクワクがあり、なんとも言えない空気感が昔から大好きだった。
小中学生の頃は「クラス替えで1年間の人生が決まる……!」と、ハラハラドキドキしていたのを今でも覚えている。
社会人になってからも、新卒生が入社したり、配属が変わったり。ソワソワすると同時に、未来への期待に胸を膨らませる感覚が好きだった。
ところが、フリーランスとして仕事をしていると、新入社員と接する機会もなければ、配属が変わることもない。昨日と同じ仕事をして、気付けばなんとなーく新年度を迎えていた。
数年前まで感じていたワクワクがなくなったことに悲しくなり、いてもたってもいられなくなった私は、お気に入りの公園にお散歩に行くことに。
いつもは平日の昼過ぎなんてほとんど人がいないのに、今日は小中学生や子連れのお母さんたちがたくさん。
どことなく聞こえてくる笑い声に包まれながら、すっぴんメガネで散歩する自分がなんだか場違いに思えた。だけど、せっかく来たからには公園を何周かすることに。
公園にいる小中学生や子連れのお母さんたちを見ていると、なんだか羨ましい気持ちになった。
少し前までは、強制的に環境が変わる新年度に少しの不安を感じていたけれど、それが楽しみでもあった。
でも今は、自分の手で変化を作っていかなければ、前に進むことはできない。
新しいことを始めるのも、何かを手放すのも、全部自分の手のひらの中にある。私はずっとそんな生き方をしたかったはずだ。むしろ、それだけを目標にして生きてきた。
だからこそ、自分の声にしっかり耳を傾けて、自分だけが知っている「正しい道」を選ばなければならない。
でも大丈夫。
そんなのは最初からぜんぶ決まっている。
今この瞬間に「やってみたい」と思ってしまったことは、絶対に現実になるんだから。
すべて上手くいった後の自分は、きっと今の自分にこう言うはず。
楽しい人生が待っていることは間違いない。迷ってる時間もない。今すぐに望む未来を掴みに行く。それが今の自分にできること。
日本に四季があって本当に良かった。自分の気持ちがリセットされるような、ワクワクするような、不安を感じるような。
ちゃんと自分が好きだった頃の「新年度」を感じているのではないか、とnoteを書きながら気付く。
フリーランスでも、会社員でも、アルバイトでも、ニートでもなんでもいいけれど、みんな自由なんだ。
昨年度と何も変わらない人も、今年から環境が変わる人も、すべての人にとって素敵な春になりますように!
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