人生、これでいいんだっけ?
「目標を達成するために、今何ができるか」を逆算してタスクに追われる日々。フリーランスあるあるですが、まったく仕事しない日はほとんどなく、気を抜くと30連勤とかになることも。
そんなある日、70〜90歳の方と触れ合う機会がありました。内容は「猛暑だからこそ家で簡単にできる体操を一緒に行う」というもの。
私も一緒に体操したのですが、高齢者向けとはいえ、「結構キツイな……」と感じる動きも多々ありました。
私は小中高と運動をしてこなかったため、筋肉もなければ体力もありません。また、在宅ワークやスマホの使いすぎでストレートネックになりました。
パーソナルジムに行けば、「姿勢が悪い」「筋肉が少ない」と120%指摘されます。
しかし、その会に参加していた高齢者の方から、嬉しい言葉をいただきました。
そんな風に言われたことがなかった私は非常に驚きましたが、周りを見渡すと膝に大きな傷がある方、歩くので精一杯な方など、様々な方がいらっしゃいました。
そんな方々の姿を見て、これまで想像が付かないほどの経験をしてきたのだと悟りました。
体操が一通り終わると、私の姿勢を誉めてくださった方が「若いって、素晴らしいことだね」と、声をかけてくださったんです。
その方の目はキラキラしていて。どんなに年齢を重ねても、希望を見ている方なのだと勝手ながら感じました。
それと同時に、祖父母のことを思い出しました。祖父もよく、「若いって素晴らしい」と言ってくれるからです。だからか、その瞬間に目頭が熱くなったことを覚えています。
今回、高齢者のみなさんと一緒に体操をしてみて、自分の思い通りに体を動かせることがどれだけ幸せなのかを実感しました。
自分自身、毎日、毎秒、歳を重ねていることは自覚しているつもりです。しかし、「つもり」でしかありませんでした。
頭では「いつか寿命が来ること」を理解しているつもりでも、心のどこかでこの日々が永遠に続くと思っている。だから、「本当に自分の心が満たされること」ではなく「やるべきこと」を優先してしまう。
本当にそれでいいんだろうか。
そんなことを考えさせられる1日でした。
もちろん、毎日自分の好きなことばかりをして生きていけるわけではありません。しかし、本当に大切なことも見失わないようにしたいですね。
ちゃんと自然を見たり、キャンプしたり。大切な人と旅行に行ったり。心から至福だと思える時間を蔑ろにしないように生きていこう。
人は「死」を思うと、自分に正直になれる生き物だと思っています。進みたい道が分からなくなっている方は、寿命を全うしたときのことを考えてみてください。
どんな人生だったら幸せだったと言えるんだろう。どんな生き方をすれば後悔しないんだろう。
目の前の大切なことと、人生において大切なことが一致しない可能性もあるので、一度ゆっくり時間をとって考えてみたいですね。
暑い夏の日、人生について少しだけ考えることができました。この機会に巡り会えたことに感謝です。
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