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23歳 開業時。 私の生存戦略
私、ゆいは四大卒1年目、22歳で入社した企業を9ヶ月で退職し、転職先を決めないままフリーランスになりました。3期目が終わろうとしている今、当時考えていた「どうやって生き残っていくか?」「どうやって求められ続ける人材となるか?」を振り返りながら書き起こそうと思います。
当時までの経歴
2015.3 愛知県立岡崎高等学校 卒業
2019.3 名古屋大学文学部 卒業
2019.4 教育系出版社へ入社(6月に社会課へ配属)
2019.12 退職、開業に至る
私が始めたかったのは「教育系編集プロダクション」です。編集プロダクション(以下「編プロ」)とは、書籍等の中身を制作する機関・団体です。教育系の編プロでは問題集や参考書、模試等の制作を担います。書籍の出版自体は版元の出版社名で行うため、編プロ事業とは「書籍版OEM事業」とも言えるかと思います。
当時の自己分析(強み・弱み・機会・脅威)
当時コンサル業界にはまだ入っていなかったため、コンサル知識やSWOT分析等のフレームワークの存在を全く知りませんでした。今思い返すと、以下のように分析できます。
■強み
①学歴(地元での認知度が高い高校・大学の出身。教育系ではかなり強み)
②中高一種教員免許(社会科)
③家庭教師・塾講師の経験
④出版社で「企画〜編集〜校正〜下版」まで一連の流れを全て経験
⑤細かい所に気づく&完璧主義な性格(ともすれば弱みでもあるけど)
⑥文章力と校正技能(実務は9ヶ月だけど校正技能に関しては自信がありました)
■弱み
①実務経験が浅い
②就業期間が短い
③若い
■機会
①教科書の改訂に合わせて改訂する問題集・参考書が多く、需要が高まる時期
②社会科を専門とする人が比較的少ない
③業務委託先として在宅フリーランスが受け入れられやすい業界
■脅威
①単価は低め
②元勤め先の関連企業はNG(これはマイルールです)
フレームワークを知らないまでも、以上のように自己分析していました。
打ち出した方針は?
結果、「社会科専門の編集プロダクション運営」が方針となりました。
次に「どうやって仕事を受注するか?」を考えなければなりません。
受注の仕方
受注のパターンは大きく2つあります。
出版社から直接受注
出版社から業務を請け負っている編集プロダクションから受注
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当然ながら1.の方が高単価となりやすいです。また2.の場合でも大手編プロの方が募集も多く、契約に至りやすい印象がありました。
しかし弱みの「実務経験の浅さ」から出版社との契約は難しく、また大手編プロは単価が低い傾向にありました。
よって狙ったのは「設立したて・小規模」の編集プロダクションです。お付き合いを続ける中で地道に能力を示し、編プロ側に成長してもらうことで徐々に単価向上を図ろうとしました。
営業の方法
取引を始める際の営業(営業と呼べるほどではない)経路は大きく2つ。
企業HPを見て問い合わせフォームやメール、電話で直接問い合わせ
Indeedや求人ボックス等のサイトで募集情報を見て問い合わせ
問い合わせ→書類審査・技能テスト→契約(登録)の流れが多いです。
しかし、業務委託契約をしても案件の依頼が来ないことはよくあります。当時はまず20社ほど問い合わせをして、15社ほど契約できましたが、現在でもお取引が続いている企業は3社です。
1期終わり、実績が増えてくると営業先での信用度も上がり、スムーズに契約・案件受注ができるようになりました。現在の取引先は10社ほど(よく稼働するのは4社ほど)で、相場よりかなり高い単価でご依頼いただくことも増えています。
まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1669365235537-HhrloGizFo.jpg?width=800)
23歳、勢いで会社を辞めて開業した時の生存戦略について書いてみました。世間知らず・コンサル知識皆無・起業初心者にしては、なかなか頑張ったのではないでしょうか!(自画自賛)
やはり大きかったのは「機会」の波に乗れたこと!
需要が高まると経験の浅い・若い人材でも取引をしてもらいやすいです。契約後初めての案件で取引先の「ハートを掴む」お仕事ができれば、リピートでご依頼いただけます。(コンサル事業も全く同じやり方で始めました。)
細々とではありますが、こんな戦略で何とか3期目まで来れました。思い入れのある事業なので、これからも大事に大事に育てていきたいです!
2022.11.25 Edit Office Tsukino ゆい
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