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独立を考えたら、「なんちゃって」でいいから市場調査をしてみてほしい

 コンサル業で独立する以前、私は認定支援機関の民間コンサルティングファームに勤めていました。そこそこ忙しく過ごしていた中で「退職」を意識し出した時に始めたことが1つあります。それは「(なんちゃって)市場調査」。今、「退職」「独立」「開業」の文字がちらつく方の、何かの参考になれば。

(なんちゃって)市場調査って何?

 私のいう「(なんちゃって)市場調査」とは、自分が独立・開業したいと思っている分野でどのくらい仕事が見つかりやすいのか?を調べることです。
 なぜそんなことを調べるの?って少し疑問に思いますよね。
 理由は簡単。会社を辞めてすぐに食べ繋ぐお金を稼ぐためです。

(なんちゃって)市場調査って何のためにするの?

 会社を退職&独立・開業してすぐの時、多くの場合は会社員時代より収入がガクッと下がります。しかし国民健康保険や住民税などの支払いは発生するし、当然ながら毎月生活費もかかります。

 稼げるようになるまで預貯金で乗り切るのもアリですが、毎月黒字で健全な家計を維持してきた人ほどじりじりと減っていく残高に焦りを覚えることでしょう(私はそうでした)。残高が100万円でも、500万円でも、1,000万円でも焦燥感を覚えることに代わりはないと思います。

 この辛い時期を乗り越えられるような「すぐに稼げる」「すぐに入金される」(おいしいとは限らない)仕事はどれだけあるのか?の調査を今しておこう!というのが(なんちゃって)市場調査の主旨です。

(なんちゃって)市場調査のやり方

 ここでは23歳の私(無資格・無スキル)が、当時実際に行なっていたことを紹介します。基本的には「事業計画策定支援」「講師」「コンサル」「執筆」「校正」という業務をキーワードとして考えていました。

上に挙げたキーワードについて、ひたすら以下のWEBサイトやプラットフォームを中心に検索をかけます。

  • CrowdWorks

  • ココナラ

  • Indeed

  • 求人ボックス

  • 検索エンジンで直接

 ご存知の方も多いと思いますが、CrowdWorksやココナラはクラウドソーシングのプラットフォーム、Indeedや求人ボックスは求人サイトです。これらの媒体を選んだ理由としては、ユーザーが無料で掲載できる点が大きいです。
 無料で掲載できる=間口が広い媒体の中で、自分自身のキーワードがどれだけヒットするかというのは、需要がどれだけあるかの一つの指標になるのかなと思いました。

 全くヒットしないなら方向性を考え直したり、時期を見直したりする必要がありますし、多くヒットするのであれば「最悪この道で食べ繋げるな」というライフラインの確保ができます。

 私の場合、2020年の調査時にはほとんどヒットしなかった「補助金」というワードが、2021年3月以降どんどんヒットするようになったのを見て需要の高まりを再認識したこともあり、「雰囲気だけでも何となく掴む」のであれば十分可能だと感じています。

まとめ

 というわけで「市場調査」を名乗るには少しお粗末なので、(なんちゃって)市場調査と銘打って書いてみました。この調査の何が良いって、いつでも思い立ったらすぐできることです。
 何かを始めるには、まず何かしらアクションを起こすことが重要だと私は考えています。独立・開業は人生において大きな決断となるので、なかなか動き出せないし、何をしたら良いのか分からない方が多いと思います。そこで(なんちゃって)市場調査。5分でできる簡単な行動から、まず始めてみるのはいかがでしょう?

EOTコンサルティング ゆい

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