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始めに

仕事での打ち上げ、誰にでも明るくいつも笑っている、
人との距離を感じさせない。
YUIの笑顔は人との距離を近づける話し方だった。
良く言えば天真爛漫、別の言い方をすれば馴れ馴れしい。
それだけ他と違う雰囲気、対面での距離感が無い女性だった。

なぜそこまで距離感が無い女なのかも分からないが、
話も上から目線ではなく、異性との会話や下ネタでの対応、
写真撮る時の異性との距離感。
まるで世間知らずのお嬢さんが羽目を外している様だった。
そして私にはYUIがMの女だと初対面で分かった。

このM女が調教によるものなのか?
天然物なのか?Sの私には気になった。

男3女3で飲む機会があり、そこにYUIもいた。
一人の男友人AはYUIに気があるようで何回かYUIと飲みに行っているらしい。
私は隣のかなり年下の女の子に言い寄られていた。
この年下女もM気はある様だったが、メンヘラっぽい所を感じた。
以前メンヘラ女に散々な目にあったので
深入りはめんどくさそうな雰囲気があったので距離を保っていた。

そしてこの飲み回でYUIのMが軽い女である事に気付いた。
遠方からきたYUIが帰りの電車を逃したのだ。
タクシーで帰ると言っていたが、男友人Aが朝まで飲むの付き合うよ
って言って付いて行く様だった。
その時期私は恋人もいて、この場で一緒に飲みに付いて行く事はしなかった。
「終電逃した女の世話をする為に帰らない」という行動にリスクが多かったので、男友人Aがゲットしたのだと思いながら帰路した。
男友人と両想いでは無さそうな雰囲気だったが朝までコース。
その場が楽しければ良い、私はYUIの事を天然キャラの軽い女と確定していた。


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