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今日の"結" 2024年2月24日(土)

今日の結は、「あったらいいな」を具体的に進める作戦会議からスタートしました。
プロジェクトオーナーは、オレンジカフェの運営に長らく携わっておられ、区内でも数少ない若年性認知症の方向けの場づくりもされている中島さん(表紙写真)。
看護師の立場から長らく認知症の方々やそのご家族と接する中で、若年性認知症も含む認知症の診断を受けたご本人、家族が、気軽に立ち寄って話ができたり、必要な情報を持ち帰って次の目処を立てられるようなワンストップの機能を作りたい、という考えをお持ちです。

厚生労働省によると、”2025(平 成 37)年には約 700 万人、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれ ています。” という通り、自分の家族のみならず、誰の側にも認知症の方がおられる可能性があり、みんなで見守っていく必要があります。もしかして、、、という状況に始まり、診断がついた当事者、または、そのご家族の経験などを共有できる気軽な場があることで、誰かの不安が軽くなったり、次の目処を立てる礎となっていく。
そんな場所づくりに向けて、引き続き、結・しぶやもどのような関わりができそうか、中島さんとの作戦会議、継続していきます。

参考:渋谷区内のオレンジカフェのマップは区のホームページからどうぞ

講師は、子どもの発達デザイン研究所 代表の倉澤さん

午後のセミナールームでは、通信制高校 代々木高等学校さん主催のセミナーが開催されていました。
体の不調などによる不登校、行きしぶり、その他、気になる行動などの背景に、食生活の影響があるかもしれない?!
ご長男の発達障害に寄り添い、症状の改善に努めてこられた経験も踏まえ、身体のメカニズムにも触れながら、前向きに生きる力を支える食の大切さや、子どもにできるケアの方法などについて解説がありました。

学校に行けない子どもが増えているということはニュースでもよく聞かれますが、2023年の内閣府の調査によると、”15歳~64歳の生産年齢人口において推計146万人、50人に1人がひきこもり状態”。

また、文部科学省からは、2022年の調査で、国立、公立、私立の小・中学校の不登校児童生徒数が約29万9千件(過去最多)、うち学校内外で相談を受けていない児童生徒数が約11万4千人(過去最多)、うち90日以上欠席している児童生徒数が約5万9千人(過去最多)、小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数が約68万2千件(過去最多)、うち重大事態の発生件数が923件(過去最多)等の結果が明らかになった、と通知が出されています。(出典:こちら

結・しぶやでもこうした課題に対して活動されている団体から複数、団体登録をいただき、分野を超えた団体同士が連携をして新たな支援策やアプローチを考えることができないか、コミュニケーションが続いています。

引き続き、子ども、障がい者、高齢者、生活困窮などの分野に関連する活動をされている団体の皆さまからの団体登録をお待ちしています。
見学もお気軽にどうぞ。

結・しぶやの団体登録に関するお知らせはこちらをご参照ください。

[コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)岡本]